次は布石
時間をかけて難しい問題を解くよりも、簡単な問題を多くやろうというコンセプトで、
簡単な問題を集めた「ひと目の手筋」と「ひと目の詰碁」は、どっちも後半難しい。
序盤、そもそも問題に慣れていない初心者だから、簡単な問題にすら戸惑うが、
続けてどんどんやっていくと攻略のパターンが見えてきて、前半は確かに簡単に解けるようになる。
あたしの場合はどうしても、受験勉強のクセで出題者の意図を考えてしまい、
囲碁の実力ではなく解答テクニックで一手目が見えてしまう。
その後で何手か先まで考えてみて、間違いないなと勘に確信を持ってページをめくる。
だからどうも、囲碁の実力が付いてるんだか問題慣れしただけか怪しくなってしまう。
後半になるとちょっと難しくなるのだが、ちょっと難しいレベルが難しすぎてついて行けない。
詰碁ならたとえ難しくても、答えの通りに進行させれば石の死活が決まるから理解は出来る。
しかし手筋は難しい上に、答えの通りにやっても何を得したのかわからないことがしばしばある。
さらに、どちらにも共通でコウにするのが答えという場合があり、納得できない。
コウはその争ってる場所より重大な劫材がないと勝ちにならないわけで、実戦では出来るだけ避けたい。
性格的にコウを避けて打ってるあたしとしては、答えがコウになる問題はやりたくない。
ともかく、この二冊には一通り目を通した。
バリュー囲碁と戦う際は、そもそも死活の読み合いになるような冒険をしてないので、
詰碁の知識が実戦で活かされてはいないが、手筋はたまにニヤリと応用できる事がある。
しばらくしてまた読み返す頃には、もっと内容を理解できるようになってればいいな。
次は「ひと目の布石」に突入。
しかし最初から「厚み」という言葉がわからなくて、内容の理解が出来ない。
日曜日のNHKも厚みの話をやっていて、厚みというものがわからないせいで講座の内容もわからなかった。
よって、本を読むのを中断し、ネットでこれを調べてからでないと先へは進めないと思った。
ググったらウィキペディアが出てきたが、それでもよくわからない。
ただ、星に三々で定石通りに進んだ時、入られた方は厚みを得たという事になるのはわかった。
別のサイトを見たら、厚みがある近辺の攻防が書いてあり、なんとなくは伝わった。
でもよくわからない。
でもこれ以上調べてもわかりそうもない。
時間をかけて体で覚えるしかないか。