脱UMD

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PSPはファームウェアのアップデートで、どんどん機能追加と脆弱性の修正をしているわけだが、
純正のファームウェアを使っていない人には脆弱性なんて関係ないから、
追加された機能に興味がなければアップデートの必要もなかったりする。
パソコンで脆弱性なんて言うと、個人情報が盗まれたりカードで買い物されたりと、
かなり高額な被害が出そうで怖いけれど、PSPの脆弱性なんてせいぜい本体が壊れる程度。
セキュリティーを厳重にするほど不便になるわけだから、PSPを便利に使うには脆弱性は犠牲にし、
純正じゃないファームウェアを活用するくらいじゃないと、2万円の元は取れないと思っている。
純正じゃないファームウェアは、純正のファームウェアを改造して作られているから、
純正ファームウェアに追加された機能をあてにするならアップデートが必要になる。
機能追加に興味がなければ、なにもアップデートするメリットはない。

あたしの場合、最初にPSPを買った時点での最新非純正ファームは3.10OEだったので、
まずは純正のファームのかわりにその3.10OEをインストールした。
その後、3.30OEが発表された時、なんのメリットもないと知りつつ、
アップデートがどういうものかを体験したくて、非純正から非純正へ初めてのアップデート。
これでもう満足したので、3.40OEへのアップデートは無視した。
そのあと二台目のPSPを買っても、あえて使い慣れた3.30OEを二台目にインストール。
何かよっぽど魅力的な機能追加がなければ、これ以上アップデートするつもりはなかった。

純正ファームにはnp9660.prxという新しいパーツが入っていて、
そのAPIを利用すれば今までは不完全だったNO-UMD機能が完全になるかもしれないと、
OEシリーズ最新作の情報が流れた次の日、OEシリーズの開発は終了してしまった。
その後、別のチームからリリースされた非純正ファームには全く興味がなかったのだが、
先日、np9660.prxを利用する非純正ファームが出たので、アップデートしてみた。
そして、ドライブに入れっぱなしだった某UMDディスクをケースにしまった。
もうこんなクソゲーで二度と遊ばないよと睨めつけながら。
メモリースティックに入っているPSP用ゲーム等やエミュレータをいくつか起動確認。
不完全だったPSPが新型発売を前にようやく完成形に辿り着いたって感じ。

ルミネスさえあれば3.50までのPSPでダウングレードでき、しかもなぜか必要だった起動用UMDは不要で、
追い打ちをかけるように4Gメモリースティックが7000円まで急激に暴落したので、
これからはじめる人にはかなりやりやすくなったなーって思った。
おそらくそれ系を扱う雑誌も、ルミネスの件と新しいファームの件で記事にするだろうから、
そういう雑誌が発売される前に確保しておかないと、また入手困難とかになっちゃうかもね。
モンハン2nd発売直前にタイミング良く新品バリューパックを入手した経験と、
日本語版ルミネスのハローワールド起動前にブックオフで入手した経験から、
入手できなかった人に対する優越感だけでも楽しい事を知っているので、
たとえ使わなくても買うだけで楽しくて元は取れるだろうから、買える人は買うべき。

B000K6ZTTQ
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B000FMHCUY
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