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2007年 7月 23日 のアーカイブ
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作られた当時は白だったのに、今は白でも黒でもなくグレーな解釈をされているよな。
白でも黒でも良いから、どっちかにハッキリしなければ国益を損なうことになる。
だからあたしは改憲を望んでいるが、グレーからグレーへの改憲だけは大反対だ。

まっすぐに解釈するならば、迷彩服を着た集団が公務員として存在してはいけない。
戦車とか戦闘機とかを保有するのも憲法違反だったはず。
でもそれじゃぁ、よその国から侵略され、国民が殺されそうな時、守ることもできず死ぬしかない。
完全なる戦力の放棄を主張する人は、ミサイル撃たれたら死にましょうって言ってるんだよな。
戦争しないって言ってたくせに、守るためには反撃するし、殺されないためには殺すって後出しして、
そのためには緊急時に備えて訓練もするし兵器もストックするのなら、それは完全に戦争じゃん。
殴り返すのは正当防衛だから暴力じゃないなどといって、わざと先に殴らせようとするヤンキーか。
日本国内では数でまかり通っているかもしれないが、そんなズルは許されるわけがない。
一度、他の国の立場になって、そんなわがままな道理を持ち出す国を冷静に見てみると言い。
「一切反撃しませんから、かわいそうだと思ったら侵略しないでください」なら、
そんな国は侵略できないし、国連も守ろうとするだろう。
しかし日本の場合、外国から見たら先制攻撃しないだけの攻撃的な国家に過ぎない。
日本の領土が他国に占拠されているのは、日本の軍隊が腰抜けなだけだから助ける必要はない。
既に存在する日本の軍隊が何もしないのに、国連が動く義理などない。
そう思われて当然だ。
9条を守って、本当に戦争をしない国を目指すなら、自衛隊すらいちゃいけない。
殴られても殴り返さず、侵略されたら滅ぼされる覚悟が必要になる。

殺されそうになる前に守る組織が必要だと考えるなら、戦力は放棄できない。
そもそも戦争はよその国と争うことで生じるのだから、平和もよその国と一緒に守るしかない。
自分だけ戦いませんと主張しても、よその国が攻めてくることはあるんだから、
よその国が攻めてこないように、よその国に向けて「日本は戦いません」と主張しなきゃ意味がない。
9条は日本人に教育するのではなく、諸外国に向けてアピールしなきゃいけないわけだが、
戦争なんかしませんよと言いつつ軍事訓練する卑怯な国だとバレている今、
先制攻撃を禁止したり、呼び方をあらためたりして、いったい何になると言うのか。
防衛したいのであれば、9条の存在は対外的に損をしているので、一切無くすべきだろう。
9条を微妙に変更しつつ残したところで、足かせになるわ卑怯だと思われるわ、なんのメリットもない。

我々は本当は、こういう重要なことは決断しなければいけない。
殺されても殺し返さない国家として他国本願で平和をアピールするか、
自分の国は自分で守る自立国家として平和を勝ち取るか。
でも決断しないまま現状のままが続いて欲しいというのが世論だろう。
隣国にミサイルを向けられ、拉致され、島を占拠され、資源を搾取され、
それでも何もしてくれないアメリカの軍隊に土地を提供し、軍事訓練も許し、国連に金を取られ、
それらは全て、重要なことを決断せずにグレーの9条を続けているせいなのに。

だから、解釈によっては白にできる9条を、どう解釈してもグレーになる9条に改憲してはいけない。
やるなら一刻も早く、白か黒かどっちかに決断して改憲すべきだ。
あたしは右翼だから黒を望むが、グレーになるくらいなら白の方がまだマシだ。
国民に黒か白かの決断を迫る前に、強引にグレーに変えようとしている今回だけは阻止したい。
黒を主張する政党がないから、白を主張する政党を応援する。
当然。

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日曜日はNHKで囲碁とかやってたなぁーっと思い出して、テレビつけたら将棋やってた。
居飛車の解説で、どう打てばどうなるかを3種類ぐらい検証し、最善の一手を決める。
相手にも最善の一手を打たせて、また自分はどう打つか3種類くらい検討する。
こう攻めればこう返されてしまうから、こうするのが一番良いよって解説見てるだけで面白い。
その後、有段者同士の対戦を解説付きで見たが、これまた面白い。
特に終盤、飛車取りを仕掛けられているのに、その飛車を動かしちゃ勝てなくなると言うことで、
一手も無駄な手を打つことなく攻め続けて結局詰ませたのが面白かった。
ま、見てるのは面白いんだけど、こりゃ自分には無理だとあらためて思ったのも事実で、
自分でやる気がないゲームについての講座をあまり真剣に見るつもりはない。

将棋が終わって、最もテレビに集中しにくい日曜の昼に囲碁講座が始まる。
流行ってなさを物語る。
当然ながら、ちゃんとした19x19の盤を使った解説をするので、9x9しか知らないあたしには難しい。
ここにこう置いたら、相手はこう置くのが当たり前だという感じで、テンポ良く解説していく。
でも、なぜそれが当たり前なのかが理解できない。
解説が入った手については理解できるが、解説が入らない手はどうしてそうしたのかわからない。
レベルが自分に合わなすぎて、一切役に立たない囲碁講座だった。
多分来週また見ても、また全然わからないだろうから、ある程度実力がつくまで見ない事に決めた。
囲碁講座の後、NHKトーナメントとか言うのが始まった。
先日買った本の著者、趙治勲もシードで参加している。
この日は一回戦の対戦で、やはり将棋と同じく、考え中の静寂を解説で埋めていた。
で、この解説もサッパリわからない。
対戦もわからないし解説もわからないから、この対戦を見ても全く面白くなくて、
しかもなかなか先に進まなくてヒマでヒマで、いつの間にかウトウトしてしまう。
目が覚めたらアブラハムがどうのという、全然違う番組になってた。
将棋は見てるだけで面白いのに、囲碁はサッパリわからなくて起きてることすら困難。
こりゃわかるようになるまで相当な時間がかかるだろうな。
人気がないのも無理はない。

午後はヨーカドーのおもちゃ売り場で遊んだ。
将棋とオセロとUNOは売ってたけど、囲碁は売ってなかった。
やはり絶滅寸前。

こんなに面白くないなら囲碁はやめて将棋をやれよと思ってしまうけれども、
むしろ将棋はある程度やって、これ以上面白くならないことを知ってしまったし、
まだあまりやってない囲碁にこそ、もしかしたら将棋以上に面白くなりそうだと期待してる。
でも、この囲碁講座をみたら、面白くなる前にやめちゃいそうな気がしてきた。