ウヨクの碁
スキーでもゴルフでも釣りでもなんでも、道具を買って満足する人は多いが、
あたしの場合はとりあえず参考書を買う。
いまどき情報はネットにあふれているから、参考書自体の存在価値は薄れているが、
それでも手元にバイブル的な本を置いておきたいんだよ。
ところが、TSUTAYAに囲碁の本が一冊もなかった。
他所も探せばどこかにはあるだろうけれど、探しにくい現状は理解したので面倒くさくなった。
もはやマニアックと言わざるを得ないジャンルなようだから、地元の本屋よりAmazonで探す。
Amazonで「囲碁」と入力して出てくる書籍の中で、レビューでかなり褒められているやつを購入。
「おぼえたての碁」って、タイトルが今の自分にふさわしい。
「はじめたばかりの碁がたちまち強くなる」なんて書かれてるから、うさんくさいやら恥ずかしいやら。
でも、レビューで本当に強くなったとか、ライバルに見せたくないとか書いてあったから、
たかが一冊の本で何がそんなに変わるんだと疑いつつも、買わずにいられなくなった。
到着した。
著者「本因坊 趙治勲」ってあきらかに朝鮮人だ。
囲碁は日本のものだと思っていたが、ヒカルの碁の原作中でも書かれているとおり、
日本より中国や韓国の方が碁が強いらしく、本因坊を名乗っているのも朝鮮人のようだ。
背表紙に写真が載っているのだが、一目でわかる朝鮮顔だったのがさらに悔しい。
自称極右のあたしとしては、朝鮮人ばっかり盛り上がってるゲームをやるのは抵抗があるし、
ましてや、その参考書として朝鮮人が書いた本を選んでるなんて、恥ずかしくて表を歩けない。
もう囲碁はやめるぞ!とまで思ったのだが、
ここで、横綱がモンゴル人に取られてしまった角界の事を思い出した。
外人に横綱を取られることで、日本人が取り返してやろうと盛り上がるかと思いきや、
日本人が勝たないから相撲は面白くないと言うことで、ファンも離れるし競技人口も減る。
サッカーの場合、あたしゃヒデしか応援してなかったから、引退と同時に離れても不思議ではないが、
W杯で勝てなかったからってつまらないゲームだと判断されるのは納得いかない。
極右的には、日本人が勝てないゲームこそ競技人口を増やして頑張るべきだ。
日本人が勝ってるところを見ると自分も勝った気になるから、
日本人が外人に勝ってる所だけを見たい偽愛国野郎こそ民族の恥。
そんなだから、弱い外人を見つけてきて八百長で勝ってみせる亀田ボクシングが流行だが、
金でも積まなきゃ日本人は勝てないみたいで逆に情けない。
右翼はフェアに実力で外人をやっつけてこそ、民族の誇りを守れるのだ。
ということで、囲碁も朝鮮人が強いなら朝鮮人に学び、打倒朝鮮人を目指すのが真の右翼。
朝鮮人の書いた本で読んで勉強しよう。
まだ最初の方しか読んでないが、まえがきで非常に納得させられた。
あたしは将棋のルールも詰め方も知っているのに、戦い方がわからなくて投げているのだが、
囲碁もルールと技術は別物だという事が書いてあり、読みたかった本はこれだと直感。
しかも最後のページには、とにかくやめるなということが書いてある。
一生続けようなどと決意をしてるわけじゃなく、短期間の暇つぶしにしか考えてなかったから、
ヒカルの碁でライバルの本気さに心を打たれるシーンのように、囲碁に引き込まれそうになる。
それを書いてるやつがチョなんとかだからまた悔しい。
1995年第1刷って、そんなに長い間売れ続けているのかと思うと本当に悔しい。
ルールはGBAのヒカルの碁とかで覚え、用語もある程度は知ったつもりで読み始めたが、
頻繁に出てくる「ダメ」という言葉が、ゲームで覚えた意味とは違っていて理解できなかった。
ググって理解したのだが、ゲーム内で出てきたように、どちらの地でもない部分もダメとよぶが、
ゲーム内では単に「交点」と呼ばれ、または「呼吸点」と呼ばれるものもダメと呼ぶみたいだ。
外ダメ、内ダメ、ダメ詰まりなどと、当たり前のように言葉が出てきた。
ググらないとわからないと言うことは、まだ「おぼえたて」にも達していない「おぼえかけ」レベルなのかな。