もぎチンについて
もぎたてチンクルのなんとかっての略してもぎチン。
これに限らず最近のゲームは名前長すぎて、売る方も初めから省略形を考えてるはず。
これだって、このように略されることなど想定内なのは間違いない。
いつものレビューサイトでRPGに分類されていて、かなりの高評価。
http://ndsmk2.net/
で、やってみたのだがこれはRPGではないと思う。
経験値があるわけではないし、レベルが上がったり強くなったりする要素はない。
目的は金集めで、ゲームオーバーは破産で、HPの概念はない。
金=HPだと書いておけばRPGっぽく感じなくもないが、
やった感じだと、ほとんど取引だけで進行するので、HPと思ってプレイすることは出来ない。
戦闘っぽいシーンは単純な追うか逃げるかのアクションで、誰でも出来る感じだが、
ボス戦だけ、多少アクションゲームに慣れた人でないと難しそうな感じ。
難しい分、ボスにやられても即ゲームオーバーになったりせず続けて挑戦できるのは親切。
町の人に話しかけると、逆にいくら払うかと聞かれ、十分に払わないと情報がもらえない。
不十分な支払いだと途中までしか話してくれなかったりして、もっと払えと要求される。
しかしそこでちゃんと払っておけば、その後もっと金儲けできる状況になるから一応払う。
払って払って減ってなくなればゲームオーバーなので、得た情報に基づいて行動する。
この辺の地味な作業は、遊ばされてる感じがして何度もやめようかと思った。
一応まだモチベーションが続いているのは、ボス戦が楽しみだったりするからか。
まだまだ前半だろうけど、売る商品を作るための材料の仕入れのため、
何度も同じルートをダラダラと歩いて、変りばえのない単純なアクションをやるのは苦痛。
でも金が貯まって新しいエリアに行けるようになった時はワクワクしちゃう。
というのも、このゲームは世界観やイベントに絡むキャラがとても個性的だからだ。
レベルを上げて悪者を倒すだけのRPGはもう飽きたっぽいけれども、
がめつい奴らに欲しいだけお金を払うっていう作業はまだ新鮮なのだろう。
でもやめるか続けるか、セーブポイントに戻ってくるたびに迷ってる状態だが。
さて、DS買ってから、応援団やらテトリスやらをコンスタントに遊びつつ、
逆転裁判もFF3も「とりあえず」クリアまでやり、次はチンクルに手を付けたわけだが、
そのコンスタントに遊んでる方は、いつまでも飽きずに遊べたらいいなと思ってるが、
逆にロープレとかは、さっさと終わって次に行きたいと感じている。
少しでも単純作業が続くとすぐやる気が失せて、我慢強さがなくなっている。
長く遊べるゲームはいいが、長い単純作業で少し遊べるゲームはやりたくなくなったらしい。
ポケモンなんて、過去シリーズで単純作業が長いことを知ってるから、初めから無視してるし。
そうなると、ロープレとかはもう向いてないのかも知れない。
子供の頃は、ゲームが難しくて行き詰まって先に進めなくて途中でやめたりしたが、
今は簡単な作業をするのが面白くなくなって途中でやめたりしている。
全く逆のことのようだが実は一緒で、いつも同じシーンの繰り返しこそやめさせる原因。
難しすぎると途中でやめるし、時間をかけさせるだけのゲームも途中でやめるので、
そうなるとやっぱり、サクサク進んで一気にクリアさせる第一部と、
第一部が気にいった人だけ続けて図鑑埋めるなどのやり込み要素をやる第二部からなる、
二部構成のゲームってのは正解なのだろう。
もぎチンに第二部があるかどうかは知らないが、今やってる部分が第一部だとすれば、
サクサク進まないので途中だけどやめるって人が続出だろう。
単純作業が苦にならない人だと逆に、ボス戦が勝てなくてやめる人も続出だろう。
アクションも単純作業も乗り越えられる人だと相当に面白い。