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2006年 10月 3日 のアーカイブ

そもそも、著作権って何が出来る権利なのかを誤解している。
いや、わざと間違った情報を発信し、逮捕されたくなきゃ一切の情報を遮断せよと言われている。
新総理大臣も「Winnyを使わないこと」でウィルスの感染防止を呼びかけたが、それといっしょだ。

ゲームを作った会社に、それをコピーさせない権利なんて物はない。
そのゲームで儲ける権利は作った会社にしかないよというのが著作権だ。
つっても、メーカーがユーザーにダイレクトで売るんじゃなくて、小売り店が挟まるけれど、
その小売店が正規のゲームを売るのはよくて、コピーを売るのはダメよという話。
売るって言う話だけじゃなくて、タダでコピーしてあげてもメーカーの損だから違法。
ゲームをコピーしても良いけど、それを売ったりタダであげたりネットでアップしたら犯罪になる。
音楽CDを買ってきた場合でも、友達にコピーしてあげるのは犯罪だ。
一方、友達はコピーして貰った物についてなんら罪に問われることはない。
こんな感じの気軽なコピーを、世間ではカジュアルコピーなんて呼ぶらしいが、
そんなカジュアルコピーなんて、犯罪だとも思われてないし取り締まりもしてない。
CDを買ったらそれを自由にコピーして友達にあげる権利も一緒に買ったつもりでいる人ばかり。
たまたまゲームの場合はコピーしにくかったりするからカジュアルコピーが少ないだけで、
簡単にコピーできるなら、子供達はゲーム買ったら友達全員分コピーして遊ぶに決まってる。

そこを取り締まらずに、どこを取り締まることが出来るかというと、
やはり違法コピーを売って儲けてる人を、証拠のホームページを押さえて逮捕するとか、
P2Pでアップしている瞬間を記録して逮捕するとか、まぁそれしかできない。
他は、違法でも証拠を取れないことと、全然法に触れてないことばかり。
カジュアルコピーの方は、いつか大きな見せしめがあるかも知れないしないかも知れない。

エミュにしろマジコンにしろ、本物のゲームを買って遊ぶという方法以外でも、
インターネットのどこぞから、コピーされたデータをダウンロードして遊ぶことは全く違法ではない。
だが、交換や共有などと称して、欲しい物があれば自分も何か提供しろとか誰かに言われ、
どこぞから入手したゲームを二時配布してしまったらそれは完全に犯罪になる。

まとめると、得した人は合法で、得させた人は違法になる。
ただし、だれかをそそのかして罪を犯させて得するのはこの限りではない。
よって、ゲームのコピーをコッソリ入手することは今のところ合法。
たぶん入手先や入手方法を人に教えるのはグレーゾーンだろうな。

この先心配なのは、親がコピーのゲームしてたら、子だってコピーでゲームするだろうが、
子の友達がコピーのゲームをねだっても、友達にまでコピーしたら罪になると言うこと。
コピーおじさんとして有名になりでもしたら即逮捕だろう。
かといって、コピーしなかったとしても、無知な保護者が逆恨みで犯罪者扱いされても困る。
子に、ゲームを友達に見せるなと約束させるのも無理だろう。
親が子に隠れてゲームをやるのもやっぱり無理だろう。
するっていうと、子供がゲームをやるようになるまでに、親はゲームやめるしかない。
それとも、子供にはもう好きなだけゲームを買ってあげ、
コピーなんか面倒でやってられないっていう状況にすることで秘密を守るか。

今までパソコンのエミュばっかりだったから人に見られる心配なかったけど、
DSでマジコンだとそういう余計な心配が増えることになるな。