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2006年 10月 21日 のアーカイブ

どこまでほめて良いか微妙なゲームじゃなかろうか。
完全に、人間同士の対戦のために作られたものだから、対戦しないで評価は出来ないが、
一人用で遊んで普通に面白いので困ってしまう。
面白いって言っても、パーツをカスタマイズして戦うのが面白いんであって、
ストーリー進行はダルいし、ロープレと違って、レベルが上がって強化されるわけじゃない。
選べるパーツが徐々に増えていくが、敵も徐々に新パーツで出てくるという展開で、
例えば序盤で苦戦して倒した相手は、終盤で会いに行けばまた苦戦する可能性もある。
なんせ、強くはなっていないのだから。(慣れて上手くはなってるかも知れない)
ダルいからってストーリーなしで全パーツ使わせろって言ったら、それだとすぐ飽きちゃうだろう。
でも、すぐ飽きないための蛇足にしては、ちゃんと勝ったり負けたりで面白く仕上がっている。
一人用は、カスタマイズやロボの操作を飽きずに練習させるという目的は果たすが、
やっぱり通信対戦しろって言う作りのゲームだな。

さて、ダルいと感じるということは、さっさと進たいのに進まないということでもある。
ゲームでダルいってのは、エンカウント多すぎか戦闘面倒すぎか話長すぎかだが、
このゲームはエンカウントはなく、戦闘は楽しむのが目的なので、話が長すぎってことだな。
長いというか、話に共感できないというか、乗っていけない部分が多くて困る。
だいたいあの同人エロマンガレベルのキャラ絵はどうにかならなかったのか。
母親と姉の腕の不自然なポーズが気になって仕方ない。
音楽もうるさくて、ボリュームをかなり絞っている。
「初心者なのに勝ってすごい」という話を繰り返しすぎ。
自分だけ特別な素質があり、それは精神のエネルギーか何かが強いことだという話だが、
勝った理由が努力に基づかないと言うお話しがしつこく出てくる。
悪魔城ドラキュラについても書いたが、生まれつきの特別な能力が急に目覚める話は幼稚。
幼稚でも別に良いけど、このゲームでは本当にしつこく出てきて、
こちとら本当はボチボチ負けていて、考えて再チャレンジして勝って達成感を得ているのに、
試行錯誤による手柄ではなく、主人公の才能のおかげにされちゃうのが気にくわない。
ごく一部の人間は素質があってテクニックで勝って、素質をほめられてうれしいだろうが、
凡人が低い技術をカバーするために試行錯誤して、ようやく勝ってるのにそりゃねーべ。
絵、音楽、セリフ共に嫌悪しか感じないストーリーをはさみ、バトルは面白い。

そのバトルだが、遙か昔にスーファミでストⅡやったときに、
手が痛いときは人差し指にボタンをアサインしなければいいと学んだ。
左手親指が痛くなるので、左手人差し指を使わないアサインに変更したら絶好調。
ついでに右人差し指は体当たりだが、コレも使わず、両親指のみの操作になって快適。
そうしたら自然に、ジャンプを交えても操作ミスは少なくなっていった。
ただしやっぱり小さな画面でチマチマと判別しづらいアクションをやってる感は否めない。
ロボ本体を見ても攻撃食らってるかがわかりにくいので、文字や数字の方を中心に見たり。
両者とも飛ばされたりすると、どっちが自分のロボかわからなくなったりもする。
ちっちゃいゲーム機の限界。

でも不思議と、途中でやめようとは思っていない。
コレは文句言いながらもある程度遊ぶかも知れない。

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