某米国のサプリショップが初心者に、プロテイン、ビタミン、ファットバーナーのセットを勧めている。
日本ではまずプロテインで、次はBCAAとかクレアチンあたりがメジャーで、
ビタミンは議論にもならなかったり、ファットバーナーは売ってもいない現状からして、
米国流の三種の神器には当初疑問を持っていたのだが、今は米国流に完全に同意できる。

プロテインは筋肉の材料であり、日米共に一番重視されているから、
まぁ、それなりに多くの人にとって有用であることは疑いがない。
あたしのように極端な肉好きだと、あえてプロテインを飲まなくても栄養は足りてると思うが、
時にはカップ麺やパスタやお茶漬けしか食べないときもあり、
そんな日でもいつもと同じくらいの筋肉の成長は望んでいるわけで、
プロテインさえ飲んでおけば好きな食事が出来ると思うと、そりゃ毎日飲んでおけば安心できる。
よく、食事が基本でプロテインは補助だと言われるが、
プロテインは毎日同じように飲めるが、食事は毎日同じものを食べるわけには行かないんだから、
毎日同じな方が当然基本であって、飽きないようにいろいろ選んで食べる方が補助だ。
すなわちプロテインが基本で、食事は補助しつつ娯楽でもある。
栄養が足りてようが不足してようが、とりあえず基本だから飲んでおけと勧める道理は通る。

それと全く一緒で、特に米国人はお菓子とかピザとかばっかり食べてるから、
そう言う人に毎日野菜を食べろなどと過酷な刑罰を科すより、ビタミンの錠剤を勧めるのは当然だ。
錠剤で毎日必要なビタミンさえ摂っておけば、あえて食いたくもない野菜を毎日食べなくて良い。
あたしのような極端な肉好きでも、サプリメントでビタミンを摂っておけば心から肉を楽しめる。
野菜も少しは食べなきゃという強迫観念や、わずかなビタミンが入ったドリンクをあえて飲んだりすることなく、
本当に食べたいときだけ、食べたいものだけを食べれる安心を手に入れた。
プロテインとあわせてビタミンも飲んでおけば、食欲の赴くままに、バランスのことを考えず、
本当に自由に娯楽として食事を楽しむ事ができるから、この二つは確かにオススメだ。
むしろ、肉食のあたしはプロテイン以上にビタミンのサプリは安心を買う事になるかも知れない。

問題は日本で売ってないファットバーナーだが、これだけはプロテインやビタミンと性質が違う。
やせ薬の延長線だと思うと、そんな物に頼ってもあまり意味がないって思っちゃうが、
筋肉を減らさないためのサプリメントとして、他の筋肉を増やすサプリメント以上に重要だと思う。
なんせ、脂肪をエネルギーにするって事は、その分だけ、血中の糖を減らさない事に繋がり、
それはつまり筋肉を分解する物質の分泌をさせないって事だ。
増やすのが難しい筋肉を、減らさない事によって結果的に増やすのは、十分ある作戦だと思う。
いろいろサプリを追加してもどれだけ増やせたかわからないくらいしか効かないよりなら、
減らさない事につながるファットバーナーの方が三種の神器にふさわしいと思う。

米国流の三種の神器に比べたら、遠回りなアミノ酸等摂取に金をかけるのはバカバカしくなる。
買うとしたら、プロテインの次に効くものじゃなく、プロテインより効く物じゃないともったいない。
プロテインですら効いてるかどうかよくわからないんだから、それより効かない物は全然効かないだろ。
まぁ、金はあまってるけど買う物がないって人と、金はないけど何か欲しいって人じゃ事情が変わるだろうが、
三つ選べるならやはりプロテイン、ビタミン、ファットバーナーだという点では完全に同意する。
一つしか選べないなら、栄養は食事から摂る事にしてファットバーナーを選ぶだろうな。