ペーパー高段者#2
ふつうは、合格した段位より低い段位の申請もできるのかどうか、ちゃんと問い合わせてからやるべきだが、
人格的な欠陥のため、なるべく会話によるコミュニケーションを避けて物事を進めたかったので、
あえて、問い合わせもせずに郵便局で10万5千円いきなり振り込んだ。
段申請書は、八段のハンコが押されたものと押されてないものが一枚ずつ送付されているので、
ハンコの押されてない方に「五段」を手書きし、合わせて必要事項を記入。
ハンコが押された方は何も記入せずに一緒に専用封筒に入れた。
すなわちこれで、「八段合格の通知が来た者が経済的な理由で五段を申請した」ことを伝えたつもり。
そういうやり方がもし通じないのであれば、振り込んだお金をどうするかで会話が必要だろうが、
通じるのであれば会話なしでどうにかなるはずだという、病的な願望による。
法人が振り込まれたお金を長らく放置する事はないだろうから、ダメならすぐ連絡がくるだろう。
ということで、ペーパーとは言えども、追試とは言えども、試験は八段合格だったわけで、
これで免状の五段が発行されれば、この先、もっと上を目指して試験を受けることはないだろう。
もっと上が欲しければ今回もっと上で申請してるし。
テストの採点を無料でやってくれるのは、免状を有料で発行するためであって、
免状を取得する気がない人には受験して欲しくないだろうし。
もし今回免状が発行にならないとしたら、次回また点数の取りすぎに注意しなきゃいけないって事で、
やっぱり受験したくない理由になっちゃう。
どっちにしろもう、ペーパーテストは終わりにすると思う。
さてペーパーテストの次は、ペーパーではない実力をつけたいと思うべき所だが、
あたしはまだペーパーの実力にも満足していない。
今回は問題が簡単だったから八段合格になったが、まだ初段くらいの問題が適正レベルだ。
せめて詰碁だけでも、ペーパー高段レベルに到達できるまで訓練してみたい。
今やってる詰碁はどれも「初段」って書いてある物ばかりなので、「五段」くらいまで出来るようになりたい。
日本棋院の囲碁文庫は「初段合格」をやってるが、「六段合格」まで出来るようになりたい。
福井の詰碁は「2級から初段」のレベル1をやってるが、「三段から五段」のレベル5までやり尽くしたい。
つまり最低でもあと六冊は詰碁を買うことになるだろう。
一度挫折して本棚に眠ってた白江式詰碁も、久しぶりに開いたら出来そうな手応えを感じるので、
多分これもそのうち手を付けるはず。
むずかしい詰碁をたくさん解いたって、実戦で同じ形が出来るわけじゃないので役には立たない。
もう実戦に活かそうとか思わず、詰碁が解けると言うことを誇りにするぐらいの気持ちで、詰碁をやりたい。
ペーパー高段者の肩書きを盤石の構えにしていきたい。
なんなら免状に但書でペーパーと書かれても良いくらいで、むしろペーパーが良い。
あたしは英検も、一次試験のペーパーを突破し、二次試験でボランティアについて語れと言われ、
発音の悪いおじいちゃんの試験官と語らったが、なんせあたしにボランティアを聞かれても話す事がない。
二次試験で落ちた人は次回、一次試験を免除されるが、当然、次は受けなかった。
自己満足で受けた不要な資格なので、ペーパーだけで十分だった。
囲碁も対局の面白さがイマイチわかってないのでペーパーだけで十分。