危うき沼に近寄らず

加重ベストを買いそうになって思いとどまって、もう全然欲しくない。
スクワットの負荷をダンベルとベストに分散させて、握力が疲れるのを防ぐつもりだった。
近頃やや筋トレの疲労が蓄積してるのか、握力、手首、前腕が弱ってる感じがある。
トレーニンググローブの性能じゃ足りなくて、またパワーグリップを使い始める事も考えた。
でも握力がしんどいのはダンベルのスクワットくらいだから、じゃぁベスト使ってみるかって所。
あたしは上裸で宅トレなので、裸に直でベストって事になるのがダメかもしれない。
商品画像では裸に着てる物も出てくるんだけど、見て想像するほどにダメって気がした。
それに10㎏や20㎏を固定するために、着脱が手間取りそうながっしりした物ばかりだ。
全身サーキットで何種目もやるのに、スクワットだけ前後にインターバルが入ってしまう事になる。
ベストを着てなおかつベルトを締めるってことも考えてるから、両立できる形状も必要。
自分で出した条件がハードル高すぎて、絶対1回は失敗してすぐ別のを買いそうだと思った。
すなわち今度はベスト沼にハマるのかって考えちゃったんだよね。
ベストがなきゃ出来ないことをやろうって話じゃない。
本当に必要かと言われたら全然必要ないし、むしろ考えただけでデメリットが多い。
無意識に「強くなってから考えよう」って独り言がこぼれて、長男にツッコまれたわ。
ベストは強い人に必要だろうが、あたしにはまだまだ全然必要じゃないよ。
もし将来、スクワットだけじゃなく懸垂でも加重したくなったら、そのときで良いんじゃないの。

ベストを買いそうになってた一方その頃、次男がシャーペン沼にハマってた。
5000円のシャーペンが欲しいらしいが、当然そこらで売ってないからネットだ。
親に金を払って親のアカウントで通販するのがうちのシステムだ。
嫁は次男が5000円のシャーペンを買うことに反対したが、しぶしぶ引き受けたようだ。
誰しも様々な沼にハマる。
気をつけたい。
けど次男にとっては、5000円のシャーペンを買うことが娯楽なんだよね。
シャーペンなんかどうでもいい人が5000円のやつを選ぶのは単なる無駄遣いだ。
けど沼にハマった人にとっては、5000円のゲームを買うのとシャーペンを買うのは同じなんだよ。
筋トレのグッズもついつい沼にハマって無駄遣いしやすい。
でも単なる無駄遣いじゃなく、沼にハマって楽しんでしまってるんだよ。
それを最近あたしはトレーニンググローブで経験した。
ダンベルを次々に買う人もいるだろうし、プッシュアップバーを次々に買う人もいるだろう。
筋トレじゃなく文具にハマれば、そりゃシャーペンの沼だってあるんだろう。

次男が無駄遣いを一つするなら、あたしは無駄遣いを一つやめよう。
この件のおかげで完全にブレーキがかかった。

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。