選挙行けば自民負ける
先日行われた某県知事選は、現職が桁違いの得票で再選した。
対抗馬は女と共産党だったので、やる前から再選は決まっていて、前回のような盛り上がりもなく、
投票に行った人は二十何%とかの、本当にどうでもいい選挙だった。
今回から、立候補者の名前を記入するのではなく、○印のスタンプを押す形式となっていた。
で、ふと思ったのは、その選挙に行かなかった7割強の人の意思についてだ。
誰でも良いから行かないのではなく、現職が再選してオッケーだから行かなかったじゃないかと。
選挙に行っても何か良く変わることはないだろうけど、悪く変わることさえなければオッケーなんだろうと。
女の支持者と共産党の支持者はほぼ全員が投票に出かけ、
現職の支持者は熱心な人だけが投票に出かけたにもかかわらず、これほどの大差が出た。
だからたぶん、今回選挙に行かなかった人にもボタン一発で強制的に投票させるシステムなら、
彼らはみんな現職に投票し、もっと大差が付いていたと思うんだよ。
いわゆるサイレントマジョリティーってやつらは、全員現職支持というか、
現職の支持はしないまでも女と共産党の不支持者であるということは言える。
こうやって、誰も支持したい人がいないからって選挙に行かない人は多いと思うんだけど、
その行かなかった人の票は、全候補者に等分されるわけじゃないんだよ。
等分されようが無効にされようが、結果を一切動かすことはないけれども、得票差という形にはなる。
誰でも良いって言ってる人の票を、実際全員に3等分して分け与えた場合、
当選者と落選者の差の票数は変わらないが、倍率はぐっと縮まってしまうんだな。
つまり、今回選挙に行かなかった人は、現職の再選には貢献してないけれども、
現職が女と共産党に桁違いの勝利をしたといっていい気にならせる事にだいぶ貢献した事になる。
わかりにくい話を簡略化すると、選挙に行かないと一位に投票したも同然なんだ。
今度の参院選も、行かなければ自動的に自民に投票した事になる。
特に比例代表制では、圧勝か僅差かで全然議席数が異なってくる。
今回の年金問題で不信感の高まっている自民党だが、投票率が低ければそれでも圧勝する。
なるべく投票率を下げるのが、いつもの自民党の狙いだってのは知ってるよね。
もし、ちょっとでも自民党に反省させてやろうとか思っていたら、どこに投票してもいいから選挙に行こう。
行くつもりのなかった人が行くという、ただそれだけで大きな革命が起きるかも知れないチャンスだよ。
あたしゃ極右で自称党員で小泉ファンで自民党を応援しちゃってるけれども、
金持ちの息子を親のコネで大学にいれちゃった風な、知能に問題アリの総理には早くやめて貰いたい。
本当は今日にでもやめて貰うのが最善だが、最低でも参院選までは粘る気らしいので、
せめてその時点では確実にやめて貰うため、自民党の完膚無き敗北こそ最後の希望だ。
あたしは自民以外に応援したい党がないので、勝ちそうもない左翼に投票すると決めている。