タイムリリース不要説

プロテインを毎日飲むようになって15年以上経過した。
最初はホエイプロテインしか考えてなかったが、しばらくしてタイムリリース派になった。
ホエイは素早く血中濃度を上げるが、素早く血中濃度が下がる。
一気にたくさん飲んでも排出されて無駄になる。
一気に100g飲んでも20gだけ利用されて80g排出されたら、20gしか飲んでないのと同じ。
1日に体重×2g飲んでも、それを一気に飲むと体重×0.3g以外は排出されてしまう。
小分けで少しずつ飲むべき面倒くさいプロテインがホエイだ。
だから山本義徳も夜中に一回起きてプロテインを飲めって言ってた。
そんなことをするくらいなら、吸収の穏やかなプロテインもしくは肉を食った方がマシ。
だからホエイはあらゆるタンパク質の中で最も劣ると、あたしは長くそう思ってた。
ホエイがセールで安くても、ホエイじゃ意味ないなぁと思ってしまってた。
ところが近年は、そう簡単に排出されたりしないよってデータが多いようだ。
海外の誰だかわからないインフルエンサーが、朝1回だけ大量のホエイを飲めばいいって言ってた。
日本でも論文系のユーチューバーが、プロテイン4杯分まとめて摂取しても大丈夫って言ってた。
古いデータではホエイは3時間に一回飲む必要があった。
でもどうやら、量が少ないから3時間に一回になり、多く飲めば長く血中に留まるようだ。
いや、その新しいデータが正しいかどうかはまだわからないんだけど。

AIのGeminiに相談すると、古参の小分けで飲む方を推奨する。
新しいデータはまだ一般論にはなってないので、AIはより一般的な方を答える。
あたしは現在、ホエイとソイを混ぜて飲んでるが、Geminiもそれが良いと答えている。
個人的にホエイを信仰してる人はバカにしてるが、それは古いデータを元にしている。
データが覆るとホエイを選択することは愚かでなくなる。

人類はまだアミノ酸の血中濃度すら正しく解明出来ていない。
解明されていれば、わざわざ実験する前から答えはわかる。
実験してどっちか確かめてる時点で、なぜそうなるのかまでは解明されてない事になる。
仕組みがわかってないなら、実験するたびにデータがコロコロ変わっても不思議ではない。

あたしがここに疑問を持ったのは、加水分解ソイプロテインに興味持ったからだ。
分子量のでかいソイプロテインを細切れにすれば、ドロドロやザラザラを軽減することができる。
飲みやすさのための加水分解だ。
でも加水分解したら消化吸収も早くなってしまう。
せっかくタイムリリースを考えてブレンドしてるのに、両方早いプロテインになっちゃう。
胃腸の負担としては消化しやすい方が良いから、加水分解は歓迎だけどな。

古いやり方が嘘であって欲しい。
ホエイもソイもカゼインも売るために、それぞれ使い道があるとこじつけたのかも知れない。
本当はホエイだけでいいのに騙されたって言う事になって欲しい。
だとしてもホエイは高騰してるから安いソイと混ぜるリスク回避は継続するんだが。

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