リアル筋力の真逆に注目する

シャイニーさんの話をすると止まらないかも知れない。
近頃のシャイニーさんはフルレジスタンス理論を展開している。
しかしその前まで言ってたリアル筋力の理論も捨ててはいないようで、久しぶりになんか言ってた。
種目によってどちらの理論でやるか使い分けるスタイルのようだ。
リアル筋力はわざと可動域を狭くしてケガを防止し、安全に高重量を扱う事を目指している。
ケガしないことを優先してるんだから、その方法で筋肉がつくんならそれがベストだ。
安全にやってたら筋肉が付かない人は、リスクのあるストレッチ可動域に希望を託す。
そう言う人が果たしてリスクに見合ったリターンを得られるかはその人次第だが。
そのリアル筋力について、生物進化と絡めると筋肥大しそうにない気がするのよね。
実際にシャイニーさんはそれで筋肥大したらしいので説明付かないけどさ。
あたしは人類が筋肉を増減させるシステムをどうやって獲得したのかに興味がある。
まだ筋トレが存在しなかった原始時代に、どんな状況で筋肉を増減させるようになったのか。
軽々出来る運動では筋肉を増やさず、よっぽどピンチの時だけ増やすように進化したはずだ。
だって筋肉は消費カロリーが大きいので、筋肥大はなるべくしない方が生存に有利だ。
死ぬリスクを冒してまで筋肥大するって、よっぽどのピンチなわけでしょ。
そのよっぽどのピンチな時、関節は水平よりストレッチしてるかスクイーズしてるかって話。
安全な可動域で動けてる人間が筋肥大するなんて、生物学的に正しいわけがないのよね。

猛獣に追いかけられて全力疾走してる人は、全身の筋肉がストレッチしまくってるはずでしょ。
エサを狩るために全筋力で襲いかかろうとする人も、全身の筋肉がストレッチしまくってるでしょ。
スポーツで例えると、ゆるいキャッチボールに比べて全力の剛速球はストレッチしまくりでしょ。
人間がやむを得ず筋肥大してカロリー消費を増やすとしたら、ストレッチ状態以外にありえない。
リアル筋力はそう言う命がけのピンチを避けてるので、筋肥大を避けてるような物だ。
ま、筋肥大を避けてるはずなのにシャイニーさんは筋肥大したらしい。
だからエビデンスに逆らって何を言っても無駄だけれども。

リアル筋力でなぜ筋肥大するかわからないが、逆なら説明は付くという話なんだわ。
すなわちリアル筋力で禁じている可動域こそが、筋肥大のスイッチだとあたしは考えてる。
あたしはと言うか、生物学的にそうなるはずなんだが。
安全可動域では命がけのリスクがないから、逆に筋肥大が死につながる避けるべき事だ。
しかしストレッチ可動域を使うほどの命がけなら、消費カロリーが多くても筋肥大せざるを得ない。
リアル筋力を否定すれば、筋肥大を理科で説明できる。
けどリアル筋力はエビデンスがあるからそうはいかないんだよね。

そうなるといつも通りの結論で、正しい筋トレよりも才能が大事ってなるよ。
筋肉付くやつは何をやっても筋肉付く。
筋肉付かないやつは何やっても筋肉付かない。
生物学も物理学も、実際に筋肉付くやつの前には無力だ。
タンパク質すら不要な人には不要らしい。
栄養も筋トレも誤差でしかなく、才能さえあれば何でも上手く行く。
YouTubeで多くの我流を見比べて、結局はやり方なんかどうでも良いと学べたよ。
どうでも良いなら安全なのが一番良いわけで、リアル筋力が安全なら真似する価値はある。
あたしは他人のエビデンスよりも自分の理科を信じるのでやらないけど。

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