ラック貰ってはしゃいでる感じ

数学で正解よりも解き方が重視されるように、筋トレも正解だけ提示されても面白くない。
むしろ不正解の例を解き方重視でいっぱい欲しくてYouTubeを見まくってる。
そんな大注目の不正解ユーチューバーであるところの、元マッスルグリルさんの話。
近頃感じているのは、都合の良い結論に導こうとして過程を後付けするタイプだなと言うこと。
ま、とにかく結論は不正解なんだよ。
しかしそれは、正しい解き方で至った不正解ではなく、先に思いついた不正解なんだよ。
答えが最初に出ちゃってるので、その答えになるように後付けで解き方を考えていく。
だから解き方もデタラメになる。
嘘を正当化するための嘘って、元の嘘よりさらに嘘くさくなるのは当然のこと。
名探偵コナンでは、不正解を排除していくと残った物が真実だって言う話をよくする。
元グリさんは先に犯人を決めつけて、その理由を後から考える毛利小五郎スタイルなんだわ。
だからダメだって話じゃないよ。
主役のコナンが輝くために、毛利小五郎のデタラメ推理は間違いなく必要だ。
ストーリー上わざと毛利小五郎に嘘を言わせて、それを否定するという展開になっている。
それと全く同じで、元グリさんのどこが間違ってるのかを見るのも楽しいわけだ。
世の中がコナンだらけじゃなく、毛利小五郎もいるからこそ面白い。
筋肉ユーチューバーは脳筋デタラメ毛利小五郎だらけで、それらを楽しむためにYouTubeを見ている。

論語で言うところの「思いて学ばざれば」にピッタリ該当してる人なんだと思う。
「学びて思わざれば」というのは教えて貰った筋トレをそのままやって研究しない人だ。
逆に元グリさんは研究ばっかりしてるんだけど情報収集が致命的に不足している。
その不足した情報の中に、義務教育レベルの理科や算数も含まれてるところが残念。
メチャクチャ勉強が苦手だったんだろう。
苦手すぎて、大人になったら理科も算数も必要ないなんて言ってたんだろう。
結果、義務教育さえ受けてればわかる間違いにも気がつかない。
つまり逆に言うと、義務教育しか受けてない人でもコンテンツが楽しめると言う事だ。
小難しい物理がわからなければ楽しめない訳ではない。
ほぼ誰でも楽しめるエンターテイメントになっちゃってるから、逆に良い。
勉強苦手で良かったな。
コメ欄なくして良かったな。
誰も間違いを指摘しない環境で良かったな。
たぶんこのコンテンツは安泰ではなかろうか。

なんか、遠心力とか自由落下とかも習ってないんだな。
底辺すぎて想像も付かない世界だった。
英語がわからない人ほどかっこつけて英語を使いたがり、逆に間違った英語を並べて無様でしょ。
理科もわからない人ほど、わざと理科っぽい言葉を間違った使い方でねじ込む物なんだな。
だとしてももっと難しい言葉ならともかく、遠心力や自由落下すら憧れの対象だなんて悲しすぎる。
学校に行かなかったせいで、大好きな筋トレで永遠に正解にたどり着けないのはかわいそう。
いや、永遠に楽しめるから逆に良いのかもしれないけど。

彼がいるからこそ、正しい筋トレも正しくない筋トレもどうせ誤差レベルなんだと痛感する。
彼のおかげでこそ、自分も別に正しくない好きなやり方で筋トレできる。
正しくても才能がないと筋肉付かないし、才能さえあれば何をやっても筋肉付く。
元グリさんが才能なのかステロイドなのか知らないが、それさえあれば我流でいいと体現している。
理科も算数も要らず、必要なのは才能とステロイドだな。

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