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2022年 6月 24日 のアーカイブ

先月あたしはマッスルグリルの影響を受けてダンベルのベントローっぽいことを始めた。
リアル筋力トレーニングと称して、腰は痛くならないけど背中に効くよって紹介してた。
まぁ、まっとうな運動神経の若い人がやればそうなのかも知れないが、あたしには無理っぽい。
でも動画を見た直後は、これで腰が痛くないと信じてたから、安心しきってマネしてみたのよ。
慎重になる必要はないと思ったから、背中に効かせることばっかり考える事が出来た。
そしたら確かに背中にかなり手応えを感じて、こりゃ良い種目だなって思ったのよ。
ベントローをやることによって、懸垂でも背中に効く感覚がわかりかけている。
ただ、何日かして腰は痛くなってきたから、まぁポンコツ老体には安全じゃなかったよ。
痛いけど背中に効くからもったいなくて、どうにか腰が痛くないフォームで続けたかった。
ところが腰が痛くないことを優先するとどうしても背中への効きは半減しちゃうんだな。
これが運動神経の壁なんだろうけど、効かすことと痛めないことを両立出来ない。
リアル筋力じゃなくても良いから、痛めずに効かせたいとは思ってるんだけど上手く行かない。
バズーカ式デッドロウと言うのもマネしたりしたが、同様に痛めず効かすのは難しかった。
結局諦めて丸椅子に座ってやったら、もしかしたら一番良いかもしれない手応えだ。
あ、アジャスタブルベンチを持ってないから丸椅子なんだが。
座ってしまったら鍛えられない部位があるかも知れないし、痛みはこれから出るかも知れないが。
ただ今のところはだが、ビビって低重量にせずしっかり効く重量で、痛めず行えているつもり。

丸椅子は物置にあったやつだから、いつ買ったものかわからん。
パイプが弱そうで不安だ。
ネットで2千円程度の丸椅子に耐荷重100㎏って書いてあったので注文しといた。
100㎏で全然十分ではないが、うちのやつに比べたらマシそうだった。
そんなの買うくらいなら折りたたみのアジャスタブルベンチにするかって迷いもあったが。
もし丸椅子でやっても腰が痛くなるなら、この種目はやめて丸椅子も物置に行く。
丸椅子は無駄になってもいいが、ベンチが無駄になるのは怖い。
いや丸椅子は無駄にはならないだろうけどベンチは無駄にするかもしれない。
今回はまだ丸椅子で様子見だ。
もし今後また別の種目をやりたくて、もっと耐荷重が欲しいとか傾斜が欲しければベンチだな。
さすがに一種目をやるためだけにはアジャスタブルベンチは仰々しいと思ってる。
たたむの面倒そうだしたたまなきゃ置き場所がないし。
部屋があと2畳広かったら完全に買ってる。
あと1畳だけでも工夫してスペースを確保出来たら買うかも知れない。
今はとにかくそれで足踏みして買えない。

あたしが狙ってる低価格帯のベンチは、腹筋運動のために足を引っかけるところがついてる。
でもどこぞのYouTubeでは、そこに足を引っかけると腸腰筋に負荷が逃げるって言ってる。
てかまず腹筋運動をやるつもりがないので、そう言うギミックがついてなくて良いと思ってる。
それがついてるかどうかで値段にはあまり響かないとしても、収納性能には響くかも知れない。
そう言う細かいところまで言うと、どのベンチも自分の完全に欲しいものではない現状。

あたしは30年くらい前、高校生だった頃に空手部だったので拳で腕立て伏せをやってた。
わざと裸足で外を歩いたり瓶でスネを叩いたりして、痛いはずの事が痛くなくなる訓練をしてた。
腕立て伏せも別に可動域のために拳を使ったのではなく、痛い事を克服するためにやっていた。
んで実際にそれらの痛みは誰でも克服出来るようになる。
骨折などの深刻なダメージに慣れるのは危険だが、拳は腕立て伏せしたくらいじゃケガしない。
ケガしない痛みだとわかるほどに慣れてるだけで、皮膚が強くなってたわけではないかもしれない。
だとしても、出来なかったことが出来るようになる成功体験が得られてたのは間違いない。
あたしはこれで腕立て伏せが好きになったけど、理由はそこにあったのかも知れない。
よその人は手のひらでやってることが、自分は拳で出来る事に優越感を持ってた気がする。
ま、今じゃ拳は一切使ってなくて、それどころかプッシュアップバーでも痛くて工夫してるが。
きっとよその人も好きな種目ってのは成功体験がある種目だと思うのよ。
例えばベンチプレスが人気だよってのは、ベンチプレスが成長を感じやすいって事なのかなと。
つまり重量が伸びるとか、自分から見えやすい筋肉がパンプするとか、そういう事かと思う。
あたしの場合はその30年前からの名残で、ずっと腕立て伏せが好きってのを継続していた。
懸垂もなかなか上手にならないし、腹筋もスクワットもキツさの割に成果は小さい。
きっと拳が痛くなくなる成功体験がなかったら、腕立て伏せもキツくて成長が遅くて嫌いだったろう。
本来は筋トレが向いてない体なのに、拳の勘違いから少し好きになったんだと思う。

偏って腕立て伏せを多くやってたけど、疲労が貯まりやすいのでなるべくセーブして最小限にしてる。
んで今現在、疲労が貯まりにくくてわざと多めにやってるのがリアレイズとサイドレイズだ。
これらはチューブで、バリエーションもなくひたすら同じ動作で引っ張りまくってる。
腕立て伏せも懸垂も様々なバリエーションでやってるけど、肩だけ同じ種目を繰り返してる。
よその人はウェイトでやってる種目だが、あたしはウェイトで効かせるのが極端に下手だ。
肩以外が痛くなるし。
パワーブロックの類似品を買った時点では、自分もウェイトに移行する予定だった。
つまりはもうチューブを筋トレに使わないはずだったが、結局ずっとチューブのまま。
運動性能がポンコツだから仕方なくチューブを使ってる。
けど筋肉の成長が最も感じられる部位が、しかたなくチューブでやってる肩だ。
すると今一番好きな種目はどれかって言うと、チューブって事になってきてる。
成功体験を感じられる種目が好きになるよと言う話が、今はチューブで起こっている。
最初はチューブがどこに効いてるのかもよくわからず、やる意味あるのか不安になってた。
よその人はみんなウェイトだから、きっとチューブは劣るんだと思ってた。
だからウェイトに移行したかった。
でも今は自分の全部位で最も効いてるのがチューブを使ってる部位だ。
ウェイトや自重が下手すぎるって事もあるかも知れないが、そう言う人はチューブが良さそう。
もしかしたら運動神経の悪さを最もカバーしてくれる道具はチューブかも知れない。

そう思ったら他の部位も自重やウェイトをやめてチューブにしたい気持ちすら出てきた。
ま、既にうまく行ってる物をあえて変更はしないけれども。
そして概ねうまく行ってるのでとりあえず増やしたいチューブ種目もないが。
あとたぶん肩はアイソレートだからチューブでも良くて、そう言う部位用って感じだと思う。
今のところ肩以外にアイソレートで狙いたい部位はない。