ラーメンあらや
タカハシ信者で長期スパイ(アルバイト)経験もあるあたしにとって、
昨今のタカハシ人気は過剰すぎてあまり歓迎すべき事ではない。
長年タカハシはごくごく一部の人間が熱狂的にハマって抜けられなくなってリピートする店だったわけで、
裏を返せば、それ以外の普通の人にとってはマズくて完食できない店として危険視もされてきた。
それが今やネットのクチコミだかなんだか知らないが、弘前にはそういう個性的な店があるということで、
自分がハマるタイプか受け付けないタイプか、怖い物見たさでトライする人が増えすぎている。
マニアックだからこそ、タカハシ行ったことあるか?って話も出来たしスパイの話も出来たのに、
なんだかもう弘前ラーメンというジャンルを確立しつつあるメジャーな店になってしまった。
まともな時間に食べに行ったら駐車場に入られないので、行きたくてもなかなか行けなくなって残念だ。
その代わりと言っては何だが、タカハシ系のラーメン屋が増えて、そういうジャンルになったのは良い事だ。
さっき行ってきたのはテレビCMも打ってるあらやというところで、
元々その場所には御無礼というこれまたタカハシ系のラーメン屋があった場所だ。
だから最初は名前を変えただけの同一店かなと思っていたが、食べてみたら全然違った。
御無礼はスープこそかなりタカハシ似だったが、麺は業務用麺だったのでラーメン風タカハシだったが、
あらやは麺がタカハシそっくりで、黄色くない太くてストレートなやつだった。
支那そばを頼むと細ちぢれ麺のあっさりが来て、煮干し中華を頼むとタカハシ風が来る。
あたしはさらにその上を行くであろうこいくち煮干し中華を頼んだ。
タカハシは煮干しをそのままグツグツやってるので、破片とか鱗とか汚い物がいっぱい浮いてるのだが、
あらやは破片でも鱗でもなく、あえて小魚粉末を加えたんじゃないかという、汚くない物が浮いていた。
これってこいくちの特徴なのか、こいくちじゃない煮干し中華でもそうなのかは不明。
塩分は強めだった。
土曜の昼時に言ったのでまぁまぁ混んでたが、車さえ駐められれば中で待つのは構わない。
あとはタカハシ信者がタカハシに入れなかったときに満足するかどうかだが、
やはり麺が似ているという点が大きく、そっちを重視するならかなり満足する。
スープはタカハシ系ではあるがタカハシとは違う旨さと割り切れればうまいと思う。
でもやっぱり他のやつを食べるとタカハシが食いたくなるな。
どうしても、他の店に行くのはタカハシを我慢したって気持ちになっちゃって、
次こそタカハシって思っちゃうよ。
ちなみにあらやは青森のジャスコ裏にもあるって、他の客が言ってた。