八助コクにぼし
本で見て食いに行ったは良いが、どれが正解だっけ?って感じで少しでも迷えば良かったんだけど、長尾とかに行ったせいで「コクにぼし」が正解だろうと思って迷わず券売機のボタンをプッシュ。650円だったか。尾根遺産(お姉さんの誤爆)に太いのか細いのか訊かれたので迷わず太いのを。券売機以外にメニューとか何も置いてないから、どのラインナップからどれを選んだかわかりにくい。おそらく昔ながらのあっさり煮干しと今どきの行きすぎた煮干しがあって、コク煮干しは今風の方だと思うから正解ではあるんだろう。でも他に濃厚魚節ってのがあるらしく、魚粉4倍まで出来るってんだから、もしかしたらそれの方がより正解だったかも知れない。特選煮干しってのもあって、ひょっとしたら本に書いてあったのはこれの方だったかも知れない。よその客が背脂なんたらってのを注文してたが、ネーミング的にはそれを食えば良かったかも。あとこってり中華ってのもあるようで、それは煮干し系なのかどうかも分からない。何か書いて置いてよね。よその客もどれだっけと悩んでたわ。
ともかく頼んだ食べ物は、ニガい浮いちゃってる煮干しで沈殿物も多め、でも汁自体は濁ってない。タカハシ系でも長尾系でもなく、煮干し中華の煮干し濃いやつで結構しょっぱい。チャーシューは薄く小さく4枚。あとはメンマとネギ。麺は長尾で言えば手打ち、タカハシの旧タイプみたいなやつだけど別に長尾みたいにちぎれて食いにくいと言う事はない。どれを頼めばどういうのが来るのかわかりにくいから、今回のやつが何を目指した結果でこうなったのかは知らないが、少なくともこれはタカハシの偽物じゃなかったね。ひょっとして現時点でタカハシの偽物はあらやだけなんだろうか。それとも八助でも違うのを注文すればタカハシみたいなのが出てくるんだろうか。
うまいかどうかってったらうまいんだけど、例えばなかた屋で背脂魚介ってのがあるし魚粉も入れ放題だから、そっちもうまいし、まぁ、珍しくもないうまさになっちゃうかねぇ。このくらいだとやっぱり食べ慣れた理解可能な味の範囲なんだよね。一度食ったぐらいじゃよく分からなくて通っちゃうくらいの個性が欲しいところ。あたしの食欲は9割くらい好奇心で出来てるので、理解出来ちゃったらそうでもなくなるんだよね。
特筆すべきは12時12分に入店して汁まで飲み干して12時35分に車に戻ってた事かな。いつもこんなにさっと食いに行ける感じだったら気軽に行っちゃうよ。駐車場も余裕あるし。ただとにかくどれを注文したらどういう物か来るのかわかりにくいから、どっかに書いて置いてくれ。