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2010年 6月 9日 のアーカイブ

黄色のブルワーカーを盛んに使っていた高校生の頃は、ちょっとした打撃系格闘技バカだったのだが、
背中の筋肉を発達させることが最も攻撃力をアップ出来ると信じていて、
背中だけ密かに強化し、ガリガリなのに強いのが一番格好いいという美学を持っていたから、
当時からブルワーカーの使い道は背筋の強化だけが目的だった。
そして実際に、狙い通りに背中だけどんどん筋肉が付いたので、ブルワーカーは効くと実感した。
成長期だからトレーニングしなくても自然に背中だけ発達したとは考えにくい。
現在は黒のブルワーカーを背中のために使っているが、思いのほか前腕にも効いてる感じ。

ブルワーカーの有効性を支えるのはアイソメトリックで、60%の力で7秒静止という手軽さが良い。
しかしそれだけをやるのは初心者のレベルで、慣れるに従ってアイソトニックもやれと言うことになっている。
あたしの場合、どのくらいの力を出せば60%か自信がないと言う事と、体内時計で7秒計れない事、
きりの良い数字がやりやすいという事などから、10回アイソトニック、ほぼ全力で10秒停止をやって来た。
その方法で実際に効いてるという実感があるから良いのだが、
理論上、筋肉を発達させるのはアイソメトリックだけで、アイソトニックが本当に必要なのか自信がない。
アイソメトリックは60%の力でやれと書かれているが、アイソトニックはどれほど力を入れるか書いていない。
8回しかできない運動を8回やるというトレーニングなら有効性は理解できるが、
結構全力で引っ張っても何十回も出来そうな運動を10回ほどしてもどうなのかなって話。
かといって、8回しかできないぐらいのフルパワーでブルワーカーを使った運動をするってのは難しい。
ブルワーカーはバネの形状から来る特性で、初動は軽くて徐々に重くなると言う作りになっているので、
アイソメトリックをやるにはそれが最適だが、アイソトニックで有効な刺激を得られない。
実際ブルワーカーのマニュアルでも、アイソトニックをやる意味は持久力アップだとしか書いていない。
格闘技が目的でなくなった今、持久力はなくて良いので、アイソトニックは不要じゃなかろうかと。

アイソトニックを省略すればかかる時間が半分になるので、
セット数を倍にするか、やる種目を多くするかしても良い事になる。
または、同じ部位を鍛える種目でも、ロープの持ち方で三種類の可動域で出来るわけで、
それを全部やると時間がないとか、体力が持たないと思ってあきらめてたのを存分にやれる。
はたまた、黄色と黒と両方持ってる強みで、両方でやって刺激を変えるというのもアリだろう。

それで、今日からアイソトニックを省略するつもりでやってるのだが、ついクセでアイソトニックしちゃう。
一回もアイソトニックせずにいきなりアイソメトリックすることに違和感を感じる。
体で覚えちゃってるので集中してやらないと直せないな。