アーカイブ

2010年 6月 20日 のアーカイブ
1343 letters | 826 views | コメントする

オランダにケチョンケチョンに負ける可能性も覚悟していた日本にとって、
たった1点差の負けなんて、負けというより勝ちみたいな物だ。
しかも誰もカードをもらうことなくベストメンバーでデンマークとやれるわけだし、
途中交代の失敗も今やっておく事が出来てすごく得した。

こっちの結果のみならず、カメルーン対デンマークも運良く一番良い形で決まった。
カメルーンが勝ったり引き分けてたり、またはデンマークが2点以上勝ってもダメで、
1点差でデンマークが勝ったことで、引き分けでもリーグ突破出来る事が決定した。
得点能力が致命的に低い日本にとって、一番守備がザルなカメルーンにマグレで1点もらい、
その1点だけでグループリーグ突破できる可能性が見えたというのは、非常に希望的なことだ。
当初三連敗を覚悟していたが、三連敗しても1点ぐらいは取れるかも知れないとは思ったわけで、
ひょっとしたらマグレの1点がマグレのグループリーグ突破に通じるかも知れない。
あれだけ盛り上がってなかった今回のワールドカップを、三戦目まで盛り上げて注目させるなんて、
岡田ジャパンは既に大勝利と言えるが、しかもさらに上の大勝利まで見えてきた。
まだグループリーグ突破なんて実力的におこがましいが、出場自体がラストチャンスかもしれないので、
これは期待せずにいられない。

テレビ的には、最近登場機会の少なかった俊輔に期待していたようだが、
実際に最近は全く役に立ってなかったし、今回も邪魔としか言いようがないパフォーマンスだった。
彼が入って攻撃の勢いもなくなったし、ミスから失点のピンチも招いた。
後半に入ってセットプレイが多かったので、俊輔をプレースキッカーとして入れたくなったのはわかるが、
俊輔が入ったらセットプレイに持ち込むことも出来なくなり、それじゃ彼が入った意味がない。
俊輔を入れないでもっとセットプレイの機会を増やした方が得だった。
キッカーとして入っても良いが、せめて味方の邪魔しないよう、
指定位置であるコーナーで体育座りでもしていて欲しいと思った。
この失敗をオランダ戦でやっておいて本当に良かった。
さすがにもう出さないだろう。

デンマーク戦は高さで押してくるだろうし、そういうチームには日本は結構弱い。
でも、綺麗なサッカーを狙いがちなヨーロッパ的なチームほど日本に弱い傾向もあり、
ゼロゼロがあるかどうかにかかってるだろう。
本当はPKでも何でもいいからハプニングであと1点取れることを期待したいが、
現実的路線としてはやはり、キーパーの活躍で90分凌ぐことだけが望みか。

がんばれマグレ。