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別にダイエット本に興味はないのだが、最近興味のある油の話題で本を一冊買ったが、
意外にも、女の読むダイエット本にしては嘘がない、ちゃんとした内容だと感じた。
総じて、油は体に必要な物であり、極端に避けてるとかえって体によくないよっていう常識が書いてある。
避けるべき油はよく言われてるのと同じトランス脂肪酸やさびた油に加えて、
この本では薬剤で抽出した油が良くないとし、それ以外の油はとりあえず全部肯定している。
ピザにも納豆にもカップラーメンにも、いろんな物に油をかけて食べろという話だった。
少し前に買ったビタミンの本では、オメガ6の油はガンになり、オメガ3は体に良いと書いてあり、
確かにそのビタミン本は最初から最後まで嘘だらけのトンチンカンな偽科学本だったけど、
油の件は信憑性が高いと思っていて、だから今回もオメガ3とかの話を期待して本を買った。
しかしこの油本では、抽出時に薬剤を使ってない低温圧搾なら全部オッケーということで、
オメガ6でもいいからザブザブと飯にかけて食えっていう内容で、期待した物とはちょっと違う。
でも一応、ちゃんと中身ではオメガの話が詳しく書いてあるし、
一番のオススメはオメガ3のシソ油やオメガ9のオリーブオイルだったりはする。
あんまりオメガ6を危険視しなくてよいという見解だろう。
あたしには薬剤抽出を危険視する方が理解しがたい。
この本の一番重要なところは何が良い油かの判断であり、それが薬剤は体に悪いで説明終わりじゃ、
その薬剤が太る原因で、薬剤なしがやせる原因になる所まで説明してなくて、
ダイエットの本はここまでが限界なんだろうとあきらめた。
それ以上書いたって女にはどうでもいいことであって、仕組みはどうあれ良いと悪いに分かれてればいい。
実際に著者がやせたという事実さえあれば、それが油のせいじゃなくても成立するジャンルだ。
たとえ良い油を摂取しても、その油のカロリーは運動等で消費しないといけないって事には言及なし。
先日買っちまったフィッシュオイルのサプリメントについて、次回以降も買うかどうかの判断のため、
本当にオメガ3が必要なのかとかいう情報が一番欲しかったが、ちょっとまだ判断つかないな。
でも、油は必要だしどうせならオメガ3がいいって話だし、続けても良いかなとは思う。
それ以上に、オメガ3じゃなくてもドバドバ使おうぜって勢いが、油過多な自分の食生活を勇気づける。
結果的にいい本。