八戸の殺人事件

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昔から「津軽の手長、南部の人殺し」と、いや、昔からというよりは、昔しか言ってなかったな。
今となっては同じ青森県だし、気候は全然違うけど生活レベルには大差ないだろうから、
人の性格もそれほど違ってないと思うが、そうでなかった時代の統計による話だ。
手長とはすなわち盗むということで、我々、旧津軽藩の人間は泥棒予備軍の血をひき、
八戸とかの旧南部藩の人間は殺人予備軍の血をひいている。



全国統一で日本語教育が行われている今では、各地域で祖先から受け継いだ言語は失われつつあり、
逆に最低限度の日本語は誰でも話せるようになったが、
青森県内では、南部の人に津軽弁クイズを出し、津軽の人に南部弁クイズを出すほど、
ネイティブ言語ではお互いにほとんど理解できず、同じ県であるという一体感も存在しない。
今回のような殺人事件があっても、「青森県」と一括りにされるのは違和感があり、
遠い八戸市の出来事は、遠い秋田県での出来事と同じ感じでとらえている。

津軽で殺人があったとしても、「津軽だって人殺しじゃないか」と思うことはないんだけど、
南部で殺人があると、「やっぱり南部は人殺しだ」と思ってしまう。
青森県で殺人だといわれると、「それってどうせ南部でしょ」と思ってしまう。
逆に南部の人も、泥棒関連のニュースがある度にそういう風に思ってみてるのかも知れん。

去年は八戸のペンキ屋が岩手県で殺人というのがあって、南部だなぁと思って報道を見ていたのだが、
今回の、八戸で18才長男が母と弟妹を殺して火をつけた事件については、
南部がどうしたという話より、もっと気になることが二つある。

一つは、エアガンとナイフの収集について。
エアガンでは人を殺せないけれども、そもそも、武器に憧れる人は全員、武器を使う事を想像している。
本当の銃で撃ったらどうなるかなぁとか、ナイフでどうやって戦おうかとか、空想の中でやってみる。
集めてるってことで、そこまでは違法じゃなくても、違法な妄想を趣味にしちゃってるんだから、
やりたいけど我慢してやらないでいる状態なわけで、興味がある分だけ他の人より犯罪に近い。
我慢しなきゃいけない理由が希薄になれば、そりゃいつでもやっちゃうさ。
自動車がスピードを出して走る姿がカッコイイと思う人は、罰則さえなければ何㎞でも出すはずだし、
ナイフがカッコイイと思う人は、捕まらないとか捕まっても構わないと思えた時、使ってみるのは当然。
知らない人にはどんな反撃を喰らうか不安なので、弱いと知ってる家族をやるっていう心理も納得。

もう一つは、やっぱりアパートの間取りが気になった。
男18男15女13の兄弟と母で2DKに住むのは狭いだろうと。
男部屋と女部屋で分けたとしても、プライベートルームを持たない長男が引きこもるのは大変だろう。
それとも、長男に一部屋与えて、次男と長女と母でもう一部屋だったらかわいそう。
もっと古くても広い貸家に入れば良かったのにとか、余計なことを考えて見た。
母親の仕事は何だったのかとか、うちの管理物件で入居条件を満たすかどうかが気になる。
事件なんか起こされたら、アパート取り壊しになるだろうし、入居前に断れる要素はなかったか調べたい。
入居者に趣味を書かせて、エアガンなら入居拒否というわけにも行かないし、どうしたものか。
とにかく、「アパートで」って言う所でどうしようかと思ってしまう。

ちなみにあたしも、ふとしたハズミで人を殺しそうな予備軍なので、警察はマークした方がいいだろう。
今のところそういう予定はないけれども、この長男には仲間意識を持ってしまうからね。

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