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2007年 12月 11日 のアーカイブ

途中までみて寝ちゃったけど、どうやら勝ったらしい。

サッカーでも美人コンテストでもなんでもいいから、日本代表が勝つと大変盛り上がる。
それ以上に、どこかの地元代表が世界で勝ったりするともっと盛り上がる。

例えば卓球の愛ちゃんがどこの出身かは知らないが、彼女は高校にプロとして雇われ、
マイホームまで貰って、はるばる青森山田高校に入学した。
今はもう卒業して関係なくなったが、県内にいた時は自分たちの代表のように報道された物だ。
カーリングだって誰もルールを知らないのに、青森の代表だってことでやたらと応援が盛り上がった。

浦和の人達はまさに今、自分たちの代表というか、むしろ自分の分身みたいに勘違いしてる物が、
こうして世界から注目を浴びていることで、さぞ盛り上がっているだろう。
これまでは応援したチームがいくら勝っても、所詮は日本一で終わるつもりでいたのに、
これからは勝ち続ければクラブW杯で世界一になれるという舞台が用意された。
やっぱり日本で有名な都市と世界で有名な都市じゃレベルが違うわけで、そりゃ盛り上がるよな。

これは別に浦和に限ったことではなく、Jリーグで強いチームが育てばどこのホームにもチャンスがある。
いや、チャンスはもうちょっと前からあったんだろうけど、昨日浦和が勝ったことで、
出場さえ危ぶまれて開催国枠を設ける弱小国から、世界王者を目指すベスト4に格上げされた。
その浦和にJ2降格決定チームも勝ったりしているわけで、リーグ自体がハイレベルという事にもなった。
しかもあの弱かった浦和が、世界に手が届くほどのチームになったわけで、
日本中のホームタウンが、次は自分たちの番だと思っているに違いない。

ただ、自分たちはここまで来れて満足かも知れないが、まだアジアで一番強いだけで、
南米に勝ったわけでもヨーロッパに勝ったわけでもアフリカに勝ったわけでもない。
決勝はどうせ今年もヨーロッパと南米の代表でやるんだろうと、世界中が思っている。
まだ浦和は開催国枠だろうと思われているかもしれない。
だから、本当に盛り上がるためには次も勝たなきゃいけないってのが厳しいな。

でももう既に、全てのJチームのサポーターは、世界レベルになった気分は味わっているだろうから、
昨日の勝利はナショナルチームのW杯出場以上に、全国のサポーターの意識を深くえぐり、
これからはまた今まで以上に国内リーグの応援が盛り上がるんじゃなかろうか。
すごい貢献だと思う。

あまり過大評価しすぎて、負けても「まさかの」と報道されないよう願う。