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うちのVistaはDSP版ではなく、プラスチックのケースに入ってきたアルチだから、いつまでも使えるやつだ。
パッケージには32bit版と64bit版と、両方入ってきたのだが、インストールしたのは64bitの方。
その目的は、自分で作ったフリーソフトが動作するかどうかの検証がメインであって、
使い物にならないOSであることはベータの時点で知ってるから、XPとのデュアルブートにしてある。
普段使ってるのはXPで、Vistaの動作を知りたくなった時だけ起動してみる。
同じPCで二つのOSを起動してると、重い方は本当に重くてギャップに驚く。
Vistaがそれほどダメなのは、メモリーを多く消費するからだと方々で言われ、
今回、メモリーを増設して2GBになったから、まともなスピードになったか見るために起動。
しかし全くその効果は感じられず、イライラしっぱなしのノロマOSであったことが残念。
一般の人はもっと少ないメモリーでVista搭載の国産PCを、電気屋で普通に買っちゃうわけだが、
新しくて速いと思って買ったPCが、それまで使っていたであろうPCより遅くてどう思うのだろうか。
ビデオカードをファンレスにしたことで、HDDの音がモロに聞こえるようになったのだが、
XPではそんなにうるさくないのに、Vistaでは起動の時につまった排水のようにブリブリ鳴り響く。
起動後も、バックグラウンドで何をやってるのか知らないが、とにかくゲロゲロうるさい。
デュアルコアで動作しているというのに、不明なタスクにバリバリ占有され、必要な動作が遅すぎる。
64bitで動作してるのに、32bitと比較してこんなに遅いなんてあり得ない。
自動でダウンロードされた更新ファイルが、シャットダウン時にインストールされるわけだが、
まるでサービスパックでもあたったかのような、XPでは考えられないほど長時間、ジジジジやり続ける。
各部品の静音化によって、VistaがいかにHDDに負担をかけてるかまで浮き彫りになった。
遅いだけじゃなく、機械に悪そうで恐怖を感じる。
さらに悪いことに、オンライン認証で弾かれた。
そういえば、オンボードのLANがおかしいからPCIに増設したし、サウンドカードも外付けにしたし、
メモリーを増設して、ビデオカードをファンレスのにして、DVDドライブも新しく二層にした。
今まで通りに残ってるのはCPUとマザーとHDDぐらいだから、そりゃ認証もしたがるだろう。
しかし、あたしが買ったアルチは、パーツと一緒に販売されるDSP版とかではない。
全く別のPCにインストールしたならまだしも、同じマザーで使ってるのに、電話しろってどういう事だ。
あと三日のうちに、もう一つVistaのシリアルナンバーを買うか、電話するかとうい選択肢に腹が立った。
もちろん正当に使う権利はあるので、電話しさえすれば認証は通るだろうが、
通すために、どのパーツを交換したのかとか、どこで買ったのかとか、根掘り葉掘り聞かれるのは体験済み。
あたしが使っているのはXPのみであって、動作検証したいだけのVistaで取り調べされるのは嫌だ。
だので、もう電話はしない。
三日後に、どういう感じで使えなくなるのかも見てみたいし。
もちろんこれだけパーツを交換したんだから、普通はXPでも認証が発生するのだろうが、
それは回避する方法が確立されているので、当然回避している。
自作で組んでいる人は、この程度のパーツ交換は日常だから、認証は激しくウザい。
Vistaはこのまま、デュアルブートの分を三日後にフォーマットし、しばらく封印だろう。
どうしても必要になったらまた入れるかも知れないが、その時は認証を回避する方法を調べないとな。
できれば、Vistaが必要になることなどない方が望ましい。