大ヨセじゃなかった
強くなるヨセの知識もようやく小ヨセの章を読み終わり、大ヨセの章に入った。
サルスベリや二線のコスミなんかが書いてある。
あたしが期待した大ヨセとは随分違う物が書いてある。
それもそのはず、あたしゃ大ヨセという言葉を間違って覚えていた。
布石を打って、戦いになって、一段落して地の争いになったときが大ヨセらしいが、
隅や辺で穏やかに別れ、中央がまだタップリ空いてる状態で地の争いになることが多いので、
大ヨセとは中央をいかに取り合うかなのだと思っていた。
二線のヨセは確かに大きいだろうけど、中央の方が圧倒的に広く見える時、
広いからと言って一手で何十目も確定値に出来るわけでもないので、
中央のどこに打てばより大きく取れるのか、もしくは二線を打った方が得なのか、それがわからない。
大きさがわからないから、いつ中央に打てば良いかのタイミングもわからない。
わからなくて間違えて先行されて、中央はたいがいコンピューターに丸々取られてしまう。
いろんな本を読んでも、隅や辺は詳しく書いてあるが、中央の打ち方はなかなか書いていない。
たくさん本を読んだから隅と辺の感覚は少しずつでもアップしてるだろうが、中央全く何も思い浮かばない。
だので、中央のガランと大きいところに地を作る事が大ヨセで、
辺のゴチャゴチャ小さいところを争うのが小ヨセだと、勝手に思い込んでいた。
小ヨセだと思っていたものが大ヨセと小ヨセに別れるということは、
あたしが大ヨセだと思っていたところは中盤なんだろうか。
辺で攻めたり攻められたりしてる間に自然と中央に出て行くパターンはわかりやすいが、
辺ではお互いにどっしりと落ち着き、もう戦うべき所がなくなっても中央が空いているパターンがわからない。
自分の石を安全に打つと、相手の石も安全になり、おたがい安全であとは地だけって事になりやすい。
そうなった時に、やはりどこが大きいかの判断が全然ダメで、特に中央向けがわからない。
NHK囲碁講座テキストで、どこが何目かという連載をやっている。
盤全体に選択肢を三つほど設定し、一番大きいところを目数も添えて答えろっていうやつ。
このコーナーが説明も目数の根拠もサッパリわからず、毎月苦戦している。
まさに知りたいところをずばりやってくれているはずなのだが、読んでもわからない。
どこがどれほど大きいかわからないで、地の大きさを争うゲームができるわけがない。
なんかまだまだ、基本的なところにも到達してない感じなんだよな。