上手泣かせの安全策

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手談対局の長考ナシ最高級に4子置かせて貰ってようやく互角の勝負。
手談に4子にはバリュー囲碁でも負けたりする。
というのも、バリューは安全ではない打ち方をするから、手談に大石を取られてしまう。
そんな冒険をせずに、あたしのような勝負しない戦法で挑めば、ハンデを終局まで持って行ける。
いや、この方法はいつかはやめて勝負に行くようにならなければ、互先で勝てるようにならないのだが。
まぁこれでもめいっぱい冒険して、頑張って地を取りに行った結果だ。

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左上と右下は同じ定石で受けたので、終局してみたらソックリの形になっている。
左下と右上は三々に入られ、これも同じ定石で受けたので似たような形だ。
で、その三々に入られて定石で受けた時は、咎めてもどうせ白が二眼作れるから、
もうそこは攻めないで他を打とうと思った。
そしたら白が、三々定石で得られたはずの黒の厚みに平気で近付いてきた。
厚みを使って戦わなければいけないはずだったのに、まんまと楽をさせてしまった形。
断点を咎めるために打たれた三箇所の白が残っているが、黒は一切断点を突いていない。

上や真ん中の白地なんかいかにも楽して作りましたって感じで、
逆に黒は狭いのを我慢してようやく隙間に入れて貰ったかのような終局図。
戦いを避けて安全に石をつないで地を取ろうとするとこんな感じになる。
石を取られさえしなければハンデ分の勝ちを守りきれるという、有意義でない一局。
コンピューターだからこんなのに付き合わせることが出来るが、人間だったら確実に嫌がる。

ともかく、勝てたんだから次は手談の長考ナシに3子が目標。

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