SuperCard DS(ONE)#6
昨日届いたが、結論から言うと期待はずれで、AceKardをメインに使う事にした。
うちのマジコン三兄弟の中のうち、AceKardだけが微妙に重くて厚い。
英語版はEngと書かれているらしいが、日本語版はJPNとは書かれていない。
箱の中に二つ折りで、日本語版OSのダウンロード先が書かれた紙が入ってきた。
しかし最新ロムリストはないので、本家の英語サイトからダウンロードしなければいけない。
とりあえずKingstonのSD-C01GをFAT32でフォーマットし、OSのみ入れて電源入れた。
X9やAKは健康上の注意がでてから2回タッチしないとゲーム選択までいけないが、
SCDSはノータッチでOSが起動してくれるからこの点は非常によい。
写真でも撮ろうかと、操作しないでほんの数秒だけ放置するとすぐスクリーンセーバーの時計。
画面はまるでウィンドウズで、タッチペンでメニュー選択していくのだが、感度が最悪。
ドラッグがうまくいかなくてグリグリ、閉じるボタンが押せなくてバシバシ、
メニューがちゃんと選択できなくてイライラ、やるつもりのないゲームが起動してブチギレ、
やっとこさ操作して変更した設定が保存されてなくてガッカリ。
moonshell自体が悪いのか、SCDSだけが悪いのかは知らないが、操作性は最悪だ。
ファイル名の日本語対応とかも検証したかったのだが、邪魔なウィンドウでファイル名が見えない。
対応してるとかしてないとかのレベルにすら達していない。
かといってこのウィンドウを閉じちゃうとセーブタイプの設定が出来なくなる。
閉じても次回起動時にまたポップアップする。閉じるのもタッチの感度が悪くてイライラする。
かわりにこのウィンドウに、ゲームの詳細情報が表示されるのだが、
表示されるのは英語名か中国語名で、どうやらロムリストに記載されている物のようだ。
AceKardのように、ロムの中身から参照している物ではない。
ファイル名もそこに表示されるが、8.3形式なのでX9と同じ。
結局、手抜きな日本語化で肝心な部分は英語か文字化けかっていう状態。
日本語化されているメリットよりも、更新が遅れるデメリットを考え、
本家から英語版をダウンロードして入れてみたが、予想通りに起動不可。
バイナリエディタで改変して無理矢理に英語版を入れる事になった。
さて、肝心のゲーム起動だが、スタンダードモードはどうせ他と一緒だから、
スーパーモードでリセットとトリムをオンにして動作確認してみた。
旧型SCと違って、それ以外の変換オプションはないので簡単だ。
変換してみるとすぐに仕様変更に気がつく。
旧型SCは*.nds.dsqと*.nds.savを作成するが、SCDSは*.ndsと*.savになっている。
AceKardでは*.nds.savを自動で作ってくれたので、これをSCDSに移す場合はリネームが必要。
というわけでリネームもして、いくつかのゲームをスーパーモードで起動してみた。
X9でフリーズ連発のギャラリーオブラビリンスは全くフリーズなしで大丈夫。
しかも旧DSと同じくLRABXY全部押しでタイトルに戻れるから便利。
ここまでは、使いにくさを妥協してもSCDSに乗り換えようかという気になっていた。
でも常識力が最初からフリーズして、タイトル画面に進むことが出来なかった。
スタンダードモードで起動したら、そっちはさすがに起動した。
高性能なMicroSDさえあれば、スタンダードモードは公称100%だから問題なくて当然。
しかし旧SCで動くソフトはSCDSのスーパーモードでも全部動くことを期待したので、
いきなりフリーズするソフトに出会ってしまったことが残念でならない。
どうせスタンダードモードで動かす気ならAceKardの方が使いやすいし、SCDSはお蔵入り。
一応動作画面。
で、結局昨日はこのちょっぴりの動作検証だけして、またMicroSDをAKFSでフォーマットし、
SCDSは箱にしまってAceKardでDQMJを遊ぶ。
起動率が云々とかを多少妥協するとしたら、ともかくOSの方を使いやすくして貰いたい。
これこそ他人にも勧められそうだと期待して買ったが、操作がうまくいかなかったり、
どっちにしろ面倒な設定が必要になるようじゃ、面倒とわかって買うAceKardの方がマシ。
いや、AceKardが良すぎて麻痺してるだけで、SCDSもそこそこいけるんだろうか。
X9とだけ比較してどっちか選ぶとしたらSCDSの方がいいかなって感じだし。
これでもうマジコンは買わないですむだろう。