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2006年 12月 2日 のアーカイブ
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いつものように、調べてから欲しくなって買うのではなく、欲しくて注文してから調べている。
Ninjapas X9TFとAceKardの仕様はあまりにも似ている。
既存のマジコンではセーブタイプの選択もメディアスピードの選択も要らなかったのに、
この二つの新しいマジコンは、両方ともその同じ部分を退化させているのだ。
一見それは不自然なことだが、簡単に説明できる。
両方とも、今までのマジコンにはなかった新技術で動作していて、
その新技術は二つの退化と引き替えに出来るほどすごい。
それ以外に結論はない。
ただし、そのすごさなんて普通の人に必要とされる物ではなく、
新技術を使わなくてもゲームが動くんだから、退化はない方がいいに決まっている。
しかも、両方ともさらに別の弱点がいくつもあって、新技術には注目されにくい。

AceKardはファイルシステムが独自なので専用ソフトでしか操作できないってのが致命傷か。
しかしそれが致命傷になると言うことをわかった上であえてやっているわけだから、
AKFSじゃないと動かないソフトがあるか、後戻りできないほど高速かのどっちかだ。
FATにしておけば少なくとも、クライアントソフトは作らなくて済んだし、
既存のFATに関する資料を利用して、低い開発コストで作れた物を、わざと覆している。
致命的弱点であるはずのAKFSこそが、AceKardを動作させる一番重要な部分なのだろう。
デフラグ等が使えないことになるので断片化問題をどうするかは課題。

既存技術のマジコンでもゲームはほとんど動くし、動かなきゃ動くようにパッチすればいいのに、
どうしてここまでこだわって、あえて既存技術以外の方法で動作させるのか。
とか考えてしまうと、もうゲームを遊ぶんじゃなくマジコンを遊ぶんだという方向に行ってしまう。
行ってしまったらもう、既存の動作率の良いマジコンを持っててもこれらは買ってしまう。
マジコンを遊びたい人はX9もAceKardも両方買っちゃうってのは自然なことなのだ。
ゲームを遊びたいからという理由でこのどちらかを買った人は単なる情報力不足だ。
ちゃんと調べればこんな苦労しそうなマジコンじゃなくて普通に遊べるものが見つかるのに。

メディアはX9TFとセットで買ったKingston 1GBがAceKardでも高評価なのでそれでOKだ。
アマゾンから買ったTranscend 512MBがX9TFでKingstonより体感で速いのでそっちがX9TF用。

AceKardのセーブタイプ選択方法については、最初の頃の情報とは多少異なっていて、
全てのゲームを自分で設定するのではなく、
X9TFと同様に最新リストを公式からダウンロードし、リストにない物や間違った物だけ編集する。
個人的にはこの部分が気になったせいで、AceKardよりはX9TFだなと思ったわけだから、
このことを知ったらもうその他の障害は大したことがないように思えてしまう。

X9TFは8.3形式でしかも英数のみだから番号だけでセーブファイルも選ばなくちゃいけないが、
それに比べたらロングネームでひらがなとカタカナが表示できて問題にもならない。
いや、X9TFと比較するのは評価が甘過ぎなのだが。

X9TFはどんな風に進化するか今後に期待のマジコン、
AceKardは進化しなくてもどれだけ動き続けられるか期待のマジコン。

昨日の夜に急に思い立って注文し、土日を超えて来週いつ到着するかだな。
アマゾンだと月曜とかにすぐ来るんだけどここはどうかな。

例えば100万円のマジコンを買えば全てのゲームが将来にわたって快適に動くとする。
ゲーム自体はコピーで入手し、今後一切買わなかったとしても、
もともと100万円分もゲームを買う予定などないから、逆に損をすることになる。
そんな元も子もない状態に今なりかけているのかも。

携帯電話は充電器の使い回しをしたいと言うことと、さほどこだわりがないということとで、
何年もソニーからソニーへと買い換えているのだが、外部メモリーの差し込み口はない。
たとえ次に買う携帯が外部メモリーに対応したとしても、ソニーだからSD系ではない。
だからあたしにとってSDは全く無縁だったのだが、
DS買ってから既にMiniSDを二つ、MicroSDを二つ買っている。
しかもマジコンも二つ買っているというのに、さっきもう一つ注文してしまった。

全部でゲーム何本分だろうな。
しかしマジコンが存在しなかったらDSすら買わなかったわけで、
ゲームではなくマジコンを楽しむためのDSとその他一式なんだからそんなものかな。

今度の買い物は今度こそ本当に本当の無駄遣いだろうな。
Ninjapassは最初はもっとアヤシイものだと思ったのに、なぜか売れまくり、
実際に動作率が上がってしまうと面白くなくなってきた感じがしている。
そのせいでつい刺激を求めてしまったか、AceKardを注文してしまった。
ドラキュラがフリーズするかどうか、読み込みが遅くないかどうか、
X9の苦手とするゲームがAceKardで動くかどうか、買って確認したくなってしまった。
もう本当に完全にゲームよりマジコンを楽しむ気なんだろうな。

でな、どうしてAceKardとX9TFかというと、この二つは間違いなく他のマジコンとは違う。
PC側クライアントソフトでパッチするタイプのマジコンと、パッチ不要のマジコンがあるが、
そのパッチ不要マジコンのうち、読み込みながらパッチも行うタイプのものと、
本当になにもしないでそのまま動かすタイプの物に分かれる。
その見分け方が、セーブタイプを決めてあげる必要があるかどうかなのだ。
証拠は何かといわれても困るが、そうでないと現象の説明が出来ないからな。

ともかくセーブタイプを自分で決めるタイプのこの二つは断然「買い」だ。
将来は当然もっといい物が出るだろうし、この二つだけが特別面倒でダメなマジコンだろう。
NinjaDSとかもダメに感じるが、あっちの駄目さはベクトルが逆って気がして嫌だ。
DS-XもDSLinkも、中身が他のマジコンと大差ないような気がして興味がない。
もしAceKardに飽きても他に買うべきものにはならないだろう。

ということで無駄遣いしてしまった自分を納得させよう。
本当はダメだ。
買わないって言ってた物を買ってしまって正直言って無駄遣いだ。

んでも、X9でセーブタイプが検証し尽くされて落ち着いた感じがしてきたおかげで、
AceKardのセーブタイプを手動入力する際に参照できるからね。
やっぱり両方欲しいわい。