ひと目の手筋
詰碁と手筋は車の両輪だそうだ。
詰将棋は知ってるから、囲碁の問題といえば詰碁だろうと思いきや、手筋と詰碁があるらしい。
でもそんなこと言われても手筋ってなんだかわからないので、先に手筋の本を読む。
問題は結局どうにかして詰める方法がほとんどで、手筋と詰碁の違いが最初は見えてこなかった。
しばらくやっていると、相手の石を取る問題だけではなく、連絡する方法や一手得する方法が出てくる。
また、石を取る問題も、自分の方が取られそうなところから逆転する方法が出てくる。
なるほど、そういえば詰碁は二眼作るかどうかこそが問題になるが、手筋は二眼なんか関係ない。
死活とかどうとかではなく、局面の戦い方をやるのが手筋だと見て良いのか。
簡単な問題を繰り返しやった方が良いという事をちょっと誤解して、
本の半分くらいまでを、少なくとも3回以上読み返した。
どんどん先に進むのではなく、ちょっと進んだらまた最初に戻っておさらいする。
で、ここまでで見事に全ての問題の答えを暗記した。
簡単な問題を繰り返して解くのではなく、答えを思い出している状態になった。
問題を暗記しちゃったら解く力にならないんじゃないかと、今更気がついた。
「あとがき」を読んでも、忘れた頃にまた読めと書いてあり、忘れる前に読んでちゃダメだよな。
石を取る問題に関しては、答えの通りに打たないと取れないから、答えに疑問はないのだが、
有利になる問題に関しては、本当にこれで優になのかに納得できない。
納得できてないから、おさらいで問題を見てもまた解けない。
おさらいのおさらいで問題を見たときは、さすがに二回もつまづいたところだから答えを暗記してる。
暗記した答えは出てくるが、それが正しいという理由がわからない。
という物も何題か含まれている。
とにかく買った本を熟読しつつ、コンピューターとどんどん対戦してれば、ある程度強くはなるだろうかと。
でもまだバリュー上級に4子局でコテンパンにされる。
棋譜再生してみると、序盤はちゃんと本に書いてあるとおりにうまくいってて、
結構互角以上の戦いにみえる事も多いので、ヨセの力が足りないんだろうと思っている。
どこを優先するかとどこまで踏み込めるかの読みが弱いんじゃなかろうか。
まぁ、あんまり焦って強くなりたいわけでもないので、CPU戦を繰り返してだんだん覚えていくが。