栄養にこだわる虚しさ
野菜には様々な栄養が入ってるけど、野菜という名の栄養は存在しない。
だから野菜に含まれる何かの栄養不足にはなるけど、野菜不足という状態は存在しない。
野菜不足っていう言葉が嘘。
でも一般人はどの栄養が足りないかわからないから、とりあえず野菜不足かと思っちゃう。
一般人に栄養の教育が行き届かない理由は、それがさほど重要でないからだ。
何の栄養が不足するか知らなくても生きていける。
米ばっかりとか野菜ばっかり食ってたら死ぬ。
けどそこに卵なりシャケなりを一緒に食えば死なないし、肉さえ食えたら栄養は考えなくて良い。
太古の人類は偏食してマンモスばっかり食っても問題なかったわけで。
栄養の知識は要らない。
だが、趣味で栄養に詳しくなっちゃうと、ついつい食事を栄養バランスで考えるようになる。
何種類もサプリを買って、色んな栄養を補わないと健康じゃない気がしてくる。
自分以外のほとんどの人は、栄養じゃなくジャンルで野菜とか肉とかでバランスを取ってる。
そんなんじゃきっとタンパク質が不足するだろうし、ビタミンもミネラルも足りないだろう。
大多数の人が何らかの栄養不足なはずなのに、それで病気になってる人は見かけない。
こだわってサプリを買っても、そうじゃない人と差が生まれない。
こだわってない人が健康で、こだわってるのに癌になる悔しい人もいるだろう。
余計な知識を得ても、一般人と話がかみ合わなくなるデメリットだけで、メリットはない。
iHerbの定期便でツーパーデイを解約した。
既に買っちまった分があるからまだ数ヶ月は飲むんだが。
入ってる物のほとんどは不足しないと思ったので、欲しい成分だけの摂取に切り替える。
それがビタミンD、亜鉛、マグネシウムと言うことになる。
これらは自分の食生活だと必ず不足する自信があるから、サプリを買う。
あとタンパク質と食物繊維も不足するからサプリだけど。
他にツーパーデイに含まれる栄養は色々あって、詳しくなるほど全部欲しくなる。
けどね、サプリを飲んでない人もちゃんと生きてるし、こだわり損に思えてしまう。
ご長寿の人ってサプリのおかげでもなければ、栄養バランスが素晴らしいわけでもないでしょ。
ケガや病気を運とか遺伝とかで回避したら長生きなわけで、決して何かの栄養素ではない。
ビタミンは必要だが量は気にするほどじゃない、というのが現実だろうよ。
だって一日に必要な野菜はバケツ一杯のはずなのに、誰もそんなに食ってない。
バケツ一杯食えない人が普通に生きている。
じゃぁ必要なビタミンの量を決めたやつが間違ってる事になるわけだ。
タンパク質も確かに必要だが、別に大量に摂らなくても大丈夫だろう。
鶏肉を毎日1㎏食ったり、それが無理ならプロテインを何杯も飲まなきゃ不足なんだってよ。
ほう、野菜もバケツ一杯食うのに鶏肉も1㎏か、どんな腹してんだよ。
そして財力も難しいわ。
ということで、食事は安上がりで、野菜もサプリもなしで本当は大丈夫だと思う。
けど詳しくなっちゃったせいで、いくつかのサプリがやめられなくなった。