生存者バイアスは人間の仕様
大食いタレントが早死にすると、大食いが体に及ぼす害を語ろうとする人が続々と湧くようだ。
これは何の世界でもそうで、この人はこういう所が間違ってるから死ぬんだと良い散らかすね。
ホントにこれ見よがしに。
糖質制限を推奨する医者が死ねば、糖質制限で死んだと言うことになってしまうとか。
こんなに危険な行為だからやめさせねばならぬと、自己主張をしたがるのが人間のサガらしい。
んでさ、たとえばギャル曽根にもおそらく大食いをやめろ見たいな意見がいっぱい行ってるはず。
YouTubeの大食いコンテンツを出してる人にも、全部削除してしまえって騒いでるはず。
あたしは年寄りばかりの中で育ったので、年寄りに比べて若い子はそりゃ薄着なんだよ。
年寄りに合わせて暖房ガンガンかけて暮らしてるから、当たり前に熱すぎて薄着なんだよ。
そうすると風邪を引いたときに、薄着だから風邪を引くんだと叱られるわけだ。
風邪で弱ってるときほど叱られる。
自分が風邪を引いてしまったせいで、暑くても厚着を脱げない虐待にあう。
でもきっと人間はみな、そのように自分を正当化するために他人を否定する仕様なんだと思う。
自分は大食いをやらないという点を正当化するためだけに、他人の大食いを死ぬほどの悪だと見なす。
自分は糖質制限をやらないから、やってる人は死ぬんだという例が出てくると歓喜する。
そして先日、ステロイドを打って筋肉付けてるやつが死んだので、同じ事が起こってるな。
ステロイドの是非なんかどうでも良くて、自分と違う行動をする人が死んだらクソ喜ぶよな。
あたしは常に少数派で、他人と違う行動が多すぎる。
よって、あたしが失敗することは他人の喜びとなりやすい。
あたしが成功することは他人にケチを付けられ、否定されやすい。
元気でも虐待され、風邪を引くとさらに虐待された。
生まれたことが失敗だった。
まぁ、生きたいとは思ったことがないので、死ぬのは別に死んでも良いんだよ。
だからステロイドのユーチューバーが死んだら啓発どころか、自分もそうしようぐらいなのよ。
けどステロイドは死ぬ以外の副作用もあるわけで、苦しい副作用は避けたいわけだ。
ハゲるとかガイノになるとかの副作用は苦しくないからどうでも良い。
苦しまずに死にたい。
苦しむような副作用を避けてたら、なかなか死ぬほどのステロイドにはならないんだよね。
「知らない間に内臓がボロボロ」ってのは、自分で気がつかないくらいだから理想だろ。
「昨日まで元気だったのに急死する」って、死ぬ前日まで元気なのはまさに目指すところ。
だから、昨今の自己正当化のためにステロイド批判してる文言は、どれもしっくり来てない。
筋肉がついて脂肪が落ちて、しかも急に死ぬならベストだろってくらい。
ま、死ぬ量を使うには苦しむ量を使う必要があり、あたしには出来ないんだけれども。
財政的にも今一日あたり数十円で満足してるので、副作用を出すにはケタが違っちゃうから。
そうとにかく、大食いの人とか糖質制限の人とか、個性を発揮する人の死は利用されがち。
生きてる人は、自分が正しいから生きてるんだと思いたい。
自分の言うことを聞けば死ななかったんだと言いふらしたい。
他人の死を自分の正当化に利用するのが人間の仕様だから、努力では改善できない。
自分の筋トレが正しいから筋肉付いたんだと思いたい人が、他人に筋トレを教えたがる。
でもアンガールズ山根に筋肉を付けさせることは誰にも出来なかった。
生き残った人が死んだ人より正しいかのように感じるのを、生存者バイアスって言うんだってさ。
ムッキムキの人の筋トレ方法がガリガリの人の方法より正しいと言うのも偏見なんだって。
で、その死んだ人の行いをこれ見よがしに非難するのも、文字通りになるが生存者バイアスだ。