幸福を謝罪したい

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どこぞのコメント欄で「一人で生きるのが精一杯で、結婚はメリットがない」って書いてた。
あたしの価値観とは逆だ。
一人じゃ精一杯生きても意味がない。
自分だけ楽しくたって、産み育てなきゃ意味がない。
でも生存を優先するしかないなら、生存の目的まで考えてられないよな。
本当にギリギリな人はどこぞのコメント欄に書き込む余裕もないとは思うけど。
いずれにせよ、生きるためにゆとりがなくて、結婚とその後の面倒は考えたくないんだろ。
この人は他人だからどうでも良いが、我が子がこの考えなら非常に申し訳ない。
あたしは生まれも育ちもラッキーで、幸福を堪能して後悔なく死ぬことが出来る。
些細なことに不満があっても、結婚して子供が育ったら全て満足だ。
これ以上の大成功は望まない。
何かに成功して何者かになることよりも、子供が育つことの方が喜ばしい。
ぜひ我が子らにも、良き相手を見つけて子供が育つ幸福を味わって欲しい。
そのためだけに生きるべきと思う。
だので、結婚にメリットがないと言う考えだと、真逆すぎて想像できない。
一人なのに生きる意味を見いだせない。
我が子らがそのように生存でギリギリになるなら、親の失敗であり大変申し訳ない。

あたしは息子達に幸福をたくさん頂いた。
子供は生きてるだけで親を幸福にすると、息子達も理解してるはず。
だので、彼らも幸福になりたければ結婚にしかメリットはないと考えるはず。
結婚にメリットがないという発想は、そこに幸福を見いだしていないって事になる。
そこ以外に幸福がないと思ってるあたしと真逆になる。
あたしは息子達に幸福を押しつけたいあまり、自分と同じ幸福を強要してるのかな。
他にも様々な幸福があると柔軟に考えるべきなのかな。

とにかくあたしは、幸せに生きてごめんなさい。
先祖にも子孫にも申し訳ない。
自分の分の幸福はこれ以上要らないので、ぜひ子供達に全部あげたい。
努力せずに幸福になったので、頑張っても不幸な方々にはごめんなさい。
なるべく長生きはしません。

どこぞのコメント欄のたった1行で、我が子らの将来を心配したり反省したりした。

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