もっとリアル筋力で盛り上がれ
ちょっと前まで、筋トレは長時間やるべきか短時間で終わらせるべきかがYouTubeで流行ってた。
長時間に変更したら成長したって人もいれば、短時間に変更したら成長したって人もいる。
じゃぁ万人に共通する結論は出せないわけで、そろそろ話題も下火になった。
ただ、筋トレの世界はまだまだ様々な対立が存在している。
おそらく「どちらが正しいかは人による」に落ち着くであろう様々な問題が残っている。
その中で、マッスルグリルさんがフルレンジとパーシャルの対立に火を付けようとしてる。
あたしはフルレンジ推奨もパーシャル推奨も、どっちも理屈に欠陥があると感じるが。
マッスルグリルの上流に某鍛錬があるわけで、鍛錬の言い分は理科が無視されて聞く価値もない。
しかしマッスルグリルがそれを通訳してるので、多少は納得出来る部分もある。
問題は納得のさせ方で、正しいものと似てる物も同様に正しいのではないか、って論理がメインだ。
日常生活の中で誰でも知ってる正しいものとそっくりでしょ、って例を出しても証明にはならない。
だのでたぶん、結果として正しい筋トレだとしても、理屈は全然違う理由で到達してると思ってる。
パーシャルのベンチプレスがなぜ効いてるのかを、きっと別の方向で説明できるはず。
もしくは効いたという気のせいがなぜ起こるのかを説明出来て、実際は効いてないか。
動画は好んで見てるので興味は強く持ってるが、だからこそ矛盾が全部気になってしまう。
フリーウェイトの動作だけ観察すると、アイソメトリックを反動とウェイトで揺さぶってる状態だ。
マシンの方はパーシャルで動いてるから、フリーウェイトとは違う説明にならなきゃおかしい。
筋肉にだけ効いて関節に負担がないって事を重ね重ね言っている。
だからどういう仕組みだとそういう事が起こりうるのか、やっぱり理科で考えたくなるわけだ。
一般的な筋トレが関節を良くない方向に押してるなら成立する話かなと。
ウェイトは重力が垂直にしか働かないが、関節は垂直じゃない状態を垂直にしようと動作する。
その垂直時は関節に正しい負荷がかかるが、垂直じゃない時点ではズレの方向に負荷がかかる。
かかりそう。
たぶん。
そうならないように、マシンで常に関節の向きに合わせたテコにして曲げてるって事だと思う。
説明を聞くとマシンが吸収してくれるとかいい加減なことを言うので、理屈はもう聞かなくていい。
現象を見て、別の物理学で説明出来ないかと考えた方がいいはず。
しかしマシンを作ってる人も売ってる人も、悪気なく嘘ばっかり言ってるのに答えだけはあってそうだ。
おそらく関節に優しく筋肉にだけ効くマシーンを生産出来てるっぽい。
いや取り巻きが嘘の感想を言ってなければの話よ。
こうでしょって言われたら全部イエスで答えるんだもの。
関節痛くないでしょ、はい全然痛くないです、ってこればっかりなんで疑っちゃう。
実際、マシンは触ってないからわからないけど、ダンベル種目はマネしようとすると危険だもん。
アブローラーだって腰痛くないのは効いてないからだって言って危険な方法をあえてやるし。
マシンの紹介だけは信じて関節に優しいんだって完全には受け入れるのは難しい。
けどもしかしたら本当かも知れないので、本当だったらその重力の方向を曲げてる事が原因かなと。
色んなテコを試してたどり着いてるんだと思う。
試して良かったから売ってるだけで、なぜ良いのかの説明は嘘なので専門家を雇うべき。
あたしはフルレンジにも納得いかないので、パーシャルの方法論にはかなり興味を持ってる。
パーシャルどころかアイソメトリックを揺さぶるだけでも効くってんなら面白い。
けど説明にはなってないことだらけなので、やっぱり別の人が解明して欲しいところだ。
あと全然関節に来ないでしょは人によるって話かも。
とにかく今とても興味がある事で、その短時間か長時間かの話に飽きたら次はこれがいい。
山本フルレンジVS薊パーシャルをまたサイヤマンが茶化す構造になって欲しい。
また、ビッグヒデもストレッチ重視してたくせに鍛錬マシンを褒めてて、その辺も深掘りして欲しい。
YouTube面白いなぁ。