ゼログラビティ

映画は話を合わせるために見る物なので、映画友達がいなければ見なくてよくなる。
あたしのまわりでは、どこのラーメン屋が旨いかの話ばかりで、映画の話は出ない。
ひょっとしたら津軽では映画を見てる人が非常に少ないかも知れない。
映画館少ないし。
そんな状況にあるあたしにとって、アカデミー賞は全くの無関心だ。
たぶんどれか見てる人なら、自分にとってのアカデミー賞はどれだと意見が言える。
それはきっとM-1でどの芸人が自分にとっての優勝だったかを語るような感じだろう。
どれもみてないので、どれが何賞を取ろうがクソどうでもいい。
今年何か賞を取った映画が有料で、過去に賞を取った映画が無料なら、無料の方を見る。
他人との話のネタにするなら有料で新しい映画を見れば良い。
料金は映画を楽しむためではなく、他人と話を合わせるために払うのだ。
で、あたしが最近見たのはゼログラビティという5年か6年前の映画を、今さら初だ。
5年か6年前の江頭2:50のDVDをAmazonプライムで見たら紹介してた。
紹介が上手だったわけじゃないけど、見てみたいと思わせる紹介だった。
ってか、ほぼ全部中身をしゃべっちゃってネタバレしてたが、自分で映画を見たくなった。
ストーリーを楽しみたい人はネタバレが嫌いだろうけど、それより映像表現が大事。
江頭がしゃべりだけで表現したって映像は見えないし、見たいのは映像の方なんだよ。

ゼログラビティの肝は等速直線運動だ。
地上だと、爆発に近いと危ないけど遠ければ遠いほど安全になって行く。
爆発で吹っ飛んだ破片が届かないところまで避難すれば良い。
でも宇宙で爆発があると、破片が等速直線運動をしちゃうんだよ。
遠く離れても勢いが落ちない。
宇宙は空気がないのも怖いし、泳いでも狙った方向に進めないのも怖い。
でも一番怖いのは、等速直線運動で飛んでくる物体だ。

だから、ガンダムに壊されたザクの爆発ってのは実際はもっと怖い。
ザクが爆発する前にガンダムは少し離れるわけだ。
少し離れたからって破片が飛び散るスピードが収まるわけがないんだよ。
ザク一機でも爆発したらそこの軍隊一つ壊滅だっつーの。
勝ったガンダムも巻き添えで逃げられない。
空気がないから、宇宙で爆発音がするのはおかしいという話題はよくある。
でもそれより、音もなく爆発した破片がちょっと離れたら勢いなくなるのがおかしい。
爆発以外でも、コロニー生活では飛んでくる物体にガンガン貫かれてるだろう。

ストーリーは外人とは感性がだいぶ違うので、感動とかしたいなら邦画の方が。

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