はじめの30手

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囲碁への興味が再燃した途端に、本が欲しい病の症状も重くなった。
もはや、この趣味は囲碁でも勉強でもなく、本コレクションだ。



それでも「定石の急所」上下巻を買ったばかりなので、次はしばらく我慢して買わないつもりでいた。
そういうつもりだったのだが、例の本屋で時間を潰すことになってしまい、結局2冊買った。

「定石の急所」は上巻のみ通読したが、下巻も早く読みたいし、上巻の読み直しもしたい。
でも、新しく買った本を先に読みたいので、いったん後回し。

で、今読んでるのがマイコミ囲碁文庫の「簡単マスター!はじめの30手」だ。
結論から言えば、これはとっても面白くて、納得させられて、考えさせられる本だ。
しかし、布石本に共通するダメさも、やはり持ち合わせているのだ。

あたしはたくさん囲碁の本を買って、ようやく、布石を説明するのはとても難しいという事を知った。
対象が初心者だと、詳細な説明だと難しすぎるし、簡単な説明では納得できない。
だから初心者は布石の本を読んでも理解できない。
例えば、強いとか弱いとかいう言葉を平気で使うが、その感覚を身につける方が難しい。
かといってそれを詳しく説明するためには、初心者だとついて行けないほどの長手数になってしまう。
ヨミの能力が低くても理解できるよう、どうしても布石は感覚だけで身につける説明になってしまう。
それは仕方がないことだと思う。

この「はじめの30手」も、わからないことをわかるように書いた本とはとても言えない。
他の布石本と同じで、わからないことをわからないまま書いてあるから、わからない人は全然わからない。
説明に使用している図の手数は少なく、定石は多少暗記してることが前提で、
曖昧な部分の説明は全く十分ではない。
だから、マイコミの「覚えるのではなく理解してもらう」という内容紹介は真っ赤な嘘だ。

でも、他の本でも同じようにわからないから、わからない状態に慣れてしまったのだろう。
どうなれば強いとか、どうなれば弱いとかにはもう疑問も持たず、そんな物だと受け入れて読んだら、
だんだん書いている内容に説得されていった。

なぜ空き隅に打ち、なぜシマリやカカリを打ち、なぜ定石通りに打ち、なぜヒラキを打つかを、
原則通りにやらなかった場合と比較して、曖昧でもわかりにくくても書いてあるので、
原則通りに打つ方が得だと言うことには納得できる。
ちょっとしか得しない所は原則を外れてもいいし、すごく得なことはすぐにやる。
原則を知らなきゃ楽しくもならない所を、知ってれば楽しく打てるようになるんだなと感じた。

序盤を扱った本の中では、今まで読んだ中で最も納得のいった。

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