疑惑のまとめ

2053 letters | 384 views | コメントする

耐震偽装に関して、ニュースのまとめを見たが全然まとまってないと感じた。
強制捜査が入って、いよいよ法的な判断がなされるという時期なのに。
つーわけで、勝手にまとめてみる。
あくまで今明らかになっていることを信じ、それ以外の勝手な判断を排除してだ。

姉歯について。
鉄筋を減らすように指示を受けて、偽装は自分の判断でやったと何度も言っている。
法を犯すことになると言う意味を含めて出来ないと伝えたつもり、
つまり偽装しなければ鉄筋を減らせないとは、明確に伝えていないと証言。
今ある疑惑は、いつからやったか、なぜやったかの証言が何度か変化している点。

木村建設について。
鉄筋を減らさなければ他所に依頼すると圧力をかけたところ、
確かに鉄筋を減らしてくれたが、その部分を偽装されたとは気がつかなかったし、
法を犯してまで鉄筋を減らすとは思わなかったといっている。
姉歯の証言からも、違法性については明確な話し合いがなかったと一致している。
プロなら建物を見れば一目で鉄筋の量が少ないことはわかるといっても、
違法性があるか、強度を満たしているかまで一目でわかるとは言えないので、
理不尽に疑うか証拠でもない限り、犯罪には関与してるとは言い切れない。
疑惑としては、素早い降参劇が何かを隠蔽しようとしたのではないかという点。

ヒューザーやらシノケンやらについて。
偽装は独自判断だと姉歯が言ってる以上、発覚前までの行為に疑惑はない。
欠陥住宅だと瑕疵担保責任があるというだけで、
ちゃんと検査を受けたとう書類を添付すれば違法性はないはず。
ただ、発覚後イーホームズから連絡を受けているので、
建物の瑕疵を知ってて告げないと宅建業法違反になるわけで、
イーホームズから連絡受けた後に契約をしていれば違法になる。

総研の四ヶ所について。
鉄筋を減らす方法の指示に違法性はなく、偽装の指示があれば違法。

総研内河について。
何も知らないそうだ。証拠が出てこない限り無罪。ありえないけども。

イーホームズなどの検査機関について。
違法性なし。姉歯の書類に堂々とハンコ押したが、なんら責任は問われない。

全員について。
マスコミが何度もしつこく”食い違い”といってるがぜんぜん食い違ってない。
鉄筋を減らす指示はあったし、偽装する指示はなかったで証言も物証も一致。
減らすのは合法で偽装は違法。

そんなわけで、鉄筋を減らす指示の話ばかり取り上げてたから、みんな悪そうだが、
法に触れるのは偽装の指示があったかどうか、知っていたかどうかだし、
定められているのは鉄筋の量ではなく耐震強度を満たしているかどうかなので、
耐震強度を満たさないように指示したか、知っていたかが問われ、
それらについて証拠が出なければ、上記の通りみんな罪は軽い。
全く証拠が出ないこともあり得るし、そしたら罪を着せることは忘れて、
今後の防止策のほうを考えなければいけない。
書類を見ないでハンコ押してもダイジョブな検査機関に責任負わせる法律ないんでしょ。
建築士が単独でやった偽装だと、建てた業者も売った業者も罪ではないんでしょ。
瑕疵担保責任とか何年保証とかって、企業に倒産されたらそこでおしまいでしょ。
どこかで何かを犯罪扱いにするよう法律作らないと、倒産でみんな逃げちゃうよ。

マスコミがフィルタかけた報道ばかりするので、ついつい「違うだろ」と何度も書いてしまう。
しかし「この人たちは悪くない」と強く主張してるつもりはない。
まだ妄想段階の犯罪の構図を伝えるために、ウソの報道までするからムキになって書いてる。

4871310582
4871310582

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。