イラク戦争の是非
アメリカは間違った情報による開戦であったことを認めたが、
どちらかといえばそれよりも、イラクの民主化と世界にとってのメリットを強調している。
キッカケの情報が間違っていても、結果として良いことをした事にしたいらしい。
わかりやすく言い換えればこうだ。
「間違って殴ったら、殴られたやつが喜び、みんな幸せになったから正しい」
ジャイアンはお話しの中で、テレビ番組のヒーローに影響を受けて、
マントを羽織ってヒーローごっこをするが、悪者がいないので活躍できず、
フラストレーションの結果、誰でも良いから殴りたいという結論に達している。
アメリカに殴られたヤツが喜んだか、誰かが幸せになったかは別として、
理由もなく殴ったけど、殴って良かったねなんて、ジャイアンそのものだ。
さらにこのお話しには、ジャイアンのご機嫌をとるスネ夫が登場する。
アメリカに逆らえない日本はまさにこのスネ夫のポジションであり、
今回のブッシュの発言に対しても、首相は早速肯定している。
物語中のスネ夫は自分が殴られないようヘコヘコするだけではなく、
頭の悪いジャイアンを情報操作して、自分の気に入らないヤツを殴らせる事もある。
ジャイアンの言う所の「心の友」にあたる同盟国日本は、
その固有領土を不当に占拠するロシア、韓国、中国を、アメリカに壊滅させるべきだ。
ないかも知れない大量破壊兵器でイラクに侵攻したんだから、
自分であるって言っちゃってる北朝鮮には躊躇なく原爆を落とさせるべきだ。
スネ夫はジャイアンを意のままに操らなければ、タダの金づるで終わってしまう。
いや、実際日本は原爆で占領され金づるになった、形だけの主権国家を続けている。
遂に日本がアメリカと決別するときが来たんじゃないのか。
金がなくなったら、アリもしない大量破壊兵器を理由にアメリカに潰されるぞ。
米軍という名の犯罪集団による、駐留という名の占領をやめさせようよ。
もしくはもう日本を脱出しようか。
そろそろアメリカだけじゃなく、極東諸国にも搾取されてテンパって来たし。