腰割り
腰割りって言うと、そもそも腰は割れたりする関節じゃないし、割るとしたら股なのだから、
股割のことかと思うとそうじゃないっていうんで、ネーミングにピンとは来ないのが普通。
簡単に言えば、膝を外側に向けて180度開くつもりでやるスクワットなのだが、
だいぶ前にテレビでやっていて、スクワットより良いらしいと紹介されていた。
その番組を見た時点では既にスクワットを習慣にしていたので、それより良いなら乗り換えるつもりで、
テレビでやってるのを見よう見まねでやってみたのだ。
しかし、あたしがやってるスクワットは、腿の付け根にサポーターきつく巻いて疲労物質の蓄積を誘発する、
いわゆる低酸素性筋力トレーニングの一環であり、それに適しているのはやはりスクワットだった。
ゆえに、今まで通りにスクワットを継続することにし、腰割りはメニューに加わることがなかった。
最近、トレーニングが上半身にだけ偏り、下半身が少ないのが気になっていたのだが、
その多すぎる上半身のトレーニングの内で、肩のトレーニングが最も不要だろうと思って、
それをやめて腰割りをやる事にした。
肩はクイックもスローも適した重量を選ぶのが難しく、ポキポキ鳴るのも気になってやりたくない。
クイックがもっと効いてる感じがすればスローももっと頑張るんだろうし、
スローがもっと効いてる感じがすればクイックももっと工夫するんだろうけど、
イマイチ、クイックもスローも効いた感じが、ないこともないけど他の種目に比べて弱くて楽しくない。
特に日曜日に割り当てられてることもあって、不満な時間が長い気がしてならない。
つーわけで、肩はキッパリとやめて腰割りをやっている。
スクワットはダンベルを両手に持ってしかも加圧までしてやっているけれど、
腰割りはとりあえずダンベルも加圧もなしで、スローで3セットやっている。
ゆえに、効く部位はお尻から内ももにかけてで、スクワットとかぶる部位にはあまり効いていない感じ。
何でもやり慣れないことをやると最初のうちだけは筋肉痛になるもので、
しゃがんだあと立ち上がろうとするとお尻が痛かったり、寝てても内ももがつりそうになったりした。
腸腰筋もそうだが、筋肉痛にしたときに日常生活により差し障る方が、
それは生活に必要な筋肉だと言うことであり、鍛える甲斐があるというもの。
慣れてくると筋肉痛にならなくなるが、常にこの筋肉痛を目指して鍛えていきたい。
一日中どころか次の日まで内もも辺りのジンワリ感があって満足している。
ジンワリ感はパンプ感とはまた違って、ぎゅっと手を握りしめて開いたあとの血流の感じだ。
どうも体調にも影響してそうな感じがして、良いことなのか悪いことなのかは不明。
テレビで見た先生の本を、立ち読みせずにAmazonで買った。
期間限定送料無料だからって調子に乗ったが、この本はあたしにとっては失敗だったようだ。
表紙が腰割りだったので、腰割りのことを詳しくたくさん書いていることを期待していたのだが、
いろんなエクササイズが書いてある内の一つとして、少しだけ腰割りが書いてある本だった。
まぁでも、腰割りのポイントというかコツというかフォームというか、重要な部分は書いてあるから良し。