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地上波でクレヨンしんちゃんの映画を見た。
スーパーヒーロータイムを見た後だから、かなり早い段階でぐっすり寝ちゃった。
事件が起こる前に寝て、起きたときには「犯人がわかった」とか言ってたわ。
けど重要なのはその犯人がわかったあとのクライマックスで、そこさえ見れば全部見たも同然よ。
あたしにとっては、この映画の一番良いところを見たと言う満足感があった。
それは、登場人物達がそれぞれ青春とは何かを順番に言ったシーンだ。
みさえは昔だって言ってたのに、ひろしが今だって言ってたことに食いついてしまった。
何歳設定だか知らないが、一応オジサン扱いで描かれてるキャラが今を青春だって言ってたのね。
たぶん笑うところだよ。
けどあたしはこの台詞で、スラムダンクの栄光時代は今なんだよを思い出しちゃったのね。
これも本来であれば勇気を貰って、自分も今が栄光時代だと思って頑張るのが正解だよな。
ところがあたしは自分の栄光時代はいつだったかと言う振り返りモードでばかり思い出す台詞だ。
やっぱり桜木花道が高校生なせいで、高校生が吐く青臭い台詞として捉えてたな。
自分も高校生くらいが栄光時代で、あとは生きれば生きるほど損するだけと言う人生観でいる。
ところが今回の野原ひろしの台詞によって、今を栄光時代だと思い込みたいという発想が出てきた。
あたしは常に何かの遊びに全力で没頭し、毎日楽しそうに生きてきた。
ずっと青春でずっと栄光時代だったはずなのに、どうして満足してないのかと分析が始まった。
その結論として、あたしは収入を得る能力を身につけることが出来ないから消えてしまいたいのだ。
働かずに遊んで生きている事にコンプレックスを持っている。
しかし働いてる振りは出来てるので、近しい人以外はちゃんとしてると思ってるはずだ。
付き合いが長い人にほどバレてるしそうなると心配されるわけよ。
近しい人に心配されるほどに、じゃあ頑張らなきゃって当然思うわけで、出来ないことを頑張る。
出来ないから追い詰められるの繰り返しよ。
「親の金で生きてる引きこもりニート」より下って存在しないだろ。
せめて「国の金で生きてる引きこもりニート」にランクアップしたいとすら思う。
で、そう言う人に対するまっとうな意見は「親が死んだらどうするの」だ。
ところが、ほんとにところがなんだけど、まさかこんなことになるとは思ってなかったよ。
親の金で子育てが終わりそうだ。
子育てが終われば、親が死んだあとの自分を何一つ心配しなくて良い。
だってそもそも生きる意志がないんだから、生きていけなきゃ死ねば良いだけで楽勝よ。
と言うか親ももう死んでもいいよ。
金があれば子育てが終わるから、もうあたしは頑張る必要がないとめどが立った。
働こうとさえしなければ、あたしは何でも全力で没頭して遊べるから、生きてていいことしかない。
ずっと青春でずっと栄光時代だなって、そのクレヨンしんちゃんで思ったわけで。
あたしは藤原啓治の野原ひろしが好きすぎて、声優が変わってからあまり見なくなった。
その後は放送時間も変更されてタイミングも合わなくなった。
映画が放送されたら一応見るけど、かなりの確率で寝ちゃう。
それか途中でスマホをいじりだして、全然話を覚えてない。
ロボとーちゃんぐらいを最後に記憶は途絶え、その後の映画は印象に残ってない。
けど変わったあとの声優も、ブラッククローバーやプラチナエンドで結構好きになってるんだよ。
今回は野原一家ファイヤーじゃなく春日部防衛隊ファイヤーの映画だったから、あまり活躍してない。
けどたった一言、その青春が今だって言っただけで引き込まれてしまったんだよね。
こりゃ藤原啓治が先に好きだったんじゃなくて、野原ひろしが先に好きだったんだろうな。
そういう事で今後しばらく、今を青春だと思って楽しむ事を意識して生きる。
それと同時に、収入を得る能力がない事を完全に諦め、開き直って気にしないように生きる。
ってかさ、算数が得意な天才少年だったはずなのに、お金の計算だと出来なくなるのよ。
なんだ、お金自体が苦手な病気だったんじゃんと思って安心しちゃった。