高回数トレーニングの是非
筋トレで10回3セットみたいな話がある。
あたしは筋トレしながら10まで数えられなくて、全種目8レップスまでにしてる。
それでも6だか7だかわからなくなるので、実際は8±1レップスになる。
だから自分には無理な話だが、低重量で高回数トレーニングの方が筋肥大すると思う。
実験データでは高重量も高回数もボリュームを揃えれば同等の成果が出る事になっている。
この「ボリュームを揃えれば」ってのが現実に即していない。
現実ではボリュームが揃わず、低重量の方が高ボリュームになって筋肥大するはずだ。
もちろん筋力さえも低重量の方がアップするはず。
そのボリューム理論とやらが正しければね。
だってボリュームを揃えるって事は、低重量高回数グループが手加減するって事なんだよ。
例えば100㎏で1発出来る人は、RM計算すると80㎏で10発、60㎏で27発出来ることなる。
80㎏10発グループにボリュームを揃えると、60㎏グループは手加減して13.3発でやめる事になる。
もし60㎏グループが手加減しないで27発やった場合、2倍のボリュームを実現する。
100㎏1発出来る人は、80㎏10発より60㎏27発やった方が2倍の筋トレ効果を得る。
もしくは80㎏でやりたかったら2倍のセット数やらないと60㎏グループに負ける。
逆に60㎏でしんどかったら20発とかでやめても良くて、13.3発以上やれば80㎏グループに勝てる。
低重量なのに筋力さえも高重量よりアップするパラドックスが起こる。
いや自分でやるつもりはないんだよ、数えられないからね。
あたしは8±1でいい。
よその人に勧めるとしたら、その10回3セットは20回に修正したいね。
だって27回できる人が手加減して20回で終わっても、10回で組んでる人より筋肥大する。
本当に20回が限界の自分に厳しい人も、本当は27回出来る自分に甘い人にも効果がある。
逆に本当に10回が限界な人も、自分に甘くて10回な人はなおさら、10回で組むと損をする。
ボリュームに基づいて考えるなら、重すぎない方が良いんじゃないのってなる。
40レップス法は極端だとしても、せめて20レップス以上に最適解がありそうだ。
ボリューム理論に対する反論は今のところ全て偏見でなされている。
「そんなんじゃ神経系が育たないからダメじゃね?」って、ダメじゃない結果が出てるわけで。
「追い込んで最後の1レップが一番効果的」じゃないって結果が出てるわけで。
ボリュームが同じなら結果は同じって結論で、古い筋トレ理論は軒並み否定されている。
あたし自身が8レップス派なので高回数派に対抗する屁理屈はむしろ欲しいところだ。
しかし友好国からの援軍は全てポンコツ偏見理論で役に立たない。
ただ、あたしが考えるボリュームは重量×回数×移動距離まで考慮してる。
広い可動域の方が仕事量が増える。
だからしっかり深く下ろしてストレッチさせることは重視してる。
重量も回数も増やせないならフォームで稼ぐ算段。