本音でディスるスターウォーズ

昔のスターウォーズってさ、アメリカ人のプライドみたいな物だったな。
あいつらって今でも、すぐ実写化したくなるんだよな。
アニメは子供の見る物で、大人は実写化されてから見るっていうプライドなんだと思う。
あいつらのやってる実写化って、大人が見てもプライドを傷つけないための作業だと思う。
スターウォーズってのはまさにそれで、チャチな子供向けSFを実写でやってるんだわ。
大人がプライドを保って子供向けのSFを見る、米国らしい娯楽なんだよ。
とにかくダサいメカ。
当時の日本の子供から見て、日本のアニメには到底及ばないクソデザインの数々。
たぶん米国のセンス的に、かっこいいメカは子供っぽすぎるんだろう。
ロボットアニメを見てた日本人からは、子供でもかける位の低レベルなメカに見えてた。
そしてロボット同士がやるから楽しいビームサーベルを、人間がやると超かっこ悪い。
アニメに出てくる嘘の武器を、実写の外人が本気で振り回して馬鹿馬鹿しい。
C3POの着ぐるみ感、R2D2のラジコン感、何もかもがチープに感じた。
あえて映画を3部作にするために、消化不良で次へ続く展開の長ったらしさ。
引っ張った割にあっさりと、強敵を初見で卑怯に倒しておしまい。
もっと良い物ばかり食ってる日本の子供が、無理においしいふりをする価値はなかった。
米国で大人気って言われて騙された人と、日本の良い物をバカにして見なかった大人向け。

それでもEP4から6はだいたい誰でも見てて、話を知っていた。
しばらくしてEP1が公開されるとなると、懐古主義もあってそこそこ期待した。
そして昔のチャチでダサい子供だましはCGで生まれ変わり、EP1は面白いと感じた。
あのダースベイダーが主役だっていうストーリーと、あのヨーダが強いってのが魅力的。
「あの」ってついてる時点、予備知識なしだとつまらなかったかも知れない。
当時の別の映画と比べて、CGがすごかったのか大したことなかったのかわからん。
初期のライトセイバーがダサく見えたのは、チャンバラがにわか仕込みだったからだ。
たぶんあれは本当に棒を振り回してたんだろうから、剣術の下手さ加減がダサかった。
これもたぶん日本人は時代劇に慣れてて、良い物見過ぎだったんだろう。
アメリカ人が日本の時代劇より面白いチャンバラをやるにはCGしかないわけだ。
登場するメカも、昔の単純なおもちゃからCGで書かれた複雑な物に変化した。
映像技術と懐古主義により、EP1から3は楽しめる映画になってたと感じた。

ここまで見てアナキンとルークを知ってるなら、当然EP7以降も見ちゃうだろうよ。
せっかくここまで見たら、次も見るのは当たり前だ。
さて、その感情がもしなくても、今からでもスターウォーズは見るに値するのか。
あたしはあまり興味がなくなり、映画館に行かず、テレビでは見たりした。
面白くなかった。
EP7はかろうじて、EP6からどうつながるんだろうという期待でわくわくしたな。
まぁ、ルークからつながってもレイアからつながっても、双子だからまあ仕方ない。
つながったやつが悪役で、じゃぁこの女は何者よ。
EP8も見たけど面白くなくてもう覚えてないや。
たしか戦いになって、最終決戦は持ち越しなんだっけ。
これどこを楽しむの?
血筋はつながってるけど話はぶった切れてもうどうでも良くない?
話の順番はドラクエでいうと、ロトの勇者、ロト、勇者の子孫、って事だよな。
順番を変えるだけでこんなに興味なくなるんだな。
ドラクエみたいに、先にこのEP7から9をやって、最後にアナキンをやれば良かったのに。
その方が懐古主義も完結したのに。

何かがあたしに「もういいや」って思わせたのは確か。
ドラクエですらもういいやって思う日が来たからな。
ファイナルファンタジーはかなり早くもういいやって思ったからな。
やっぱり続いてる感かなぁ。

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。