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近年、コンビニの弁当やらスナック菓子、あとチャーハンの素とかでも四川風の味付けがあったりする。その四川風ってのが以前は何のことやらわからなかったくらいだ。まぁ辛ければ四川なんじゃないのって事しか意識してなかった。でもね、日本でも唐辛子の辛さとわさびの辛さが全く別物だという認識があるのと同様に、四川方面では全く別の唐辛子の辛さとホワジャオの辛さをミックスするらしい。ホワジャオってほぼ山椒だ。でも日本でウナギにかけて食べる山椒は辛いというイメージがあまりない。だから山椒のめっちゃ辛いやつって感じだろうな。
その四川風として市販されてる味付けの物を食べても、どこまでが唐辛子の辛さでどこからがホワジャオの辛さなのかがわかりにくい。いや今となってはわかるよ。でも当初はよくわからなくて、辛いだけじゃなく舌が痺れるから二種類の香辛料を使ってるって事は分かるんだけど、二種類の辛さを分けて認識する能力はあとで身についた。うん、ともかくその食べ慣れてる唐辛子の辛さではなく、食べ慣れてない舌がしびれる辛さに興味を持って、それ用の香辛料が欲しいと思ってネット通販で辿り着いたのがホワジャオだ。
アマゾンでレビューを見たら、ホワジャオは粒の状態で買って使うときにミルして粉にするタイプが良いらしい。最初から粉の状態で売られてるホワジャオはどうやら多くの人のニーズを満たさないようだ。あたしの場合は、まだ唐辛子とホワジャオの味の境目がわからないレベルで、とりあえず一度買ってみたいという初心者レベルだったので、いきなりこだわってミルタイプを買うんじゃなくて粉タイプで妥協してみた。んで、いろいろ入れてみたんだけど、慣れてないせいか少量でもビリビリする。唐辛子の辛さはもっと過激に辛くしたいという欲求が高まるが、ホワジャオはほどほどのピリピリ感で良いように思えた。そして、そのピリピリ感は舌で感じるよりも食後の消化器系で感じる方が強いらしく、なんかホワジャオでいっぱい汗をかく。ただ、あたしの場合は唐辛子なしでホワジャオだけっていう食べ方をしてないので、唐辛子とホワジャオの合わせ技で汗をかいてるだけかも。
最近は辛ラーメンを箱買いしてしまってなかなか減らなくてしょっちゅう食べてるのだが、さすがに辛い辛ラーメンにもっと唐辛子を入れるという気にはならない。いやもっと辛くても良いとは思うけど、だからって最初から辛い物にもっと辛みを足すというのは、なんかキリがないし好きじゃない。とんがらし麺なんかは辛さの小袋がついてきて辛さ調節できるが、そう言うやつは辛みを全部入れちゃうよ。全部入れて完成だからな。しかし小袋の辛さにさらに自前の辛みを足す気にはならないんだよ。でも唐辛子の辛さに唐辛子の辛さだと追加する気がないけど、唐辛子の辛さにホワジャオの辛さはチョイ足ししたいんだわ。んでも多く入れてもビリビリするだけだし、ほんのちょっと入れるだけって感じで利用してる。
ダイソーではホワジャオ入りのラー油とかも売ってるし、結構普及してきたのかも知れない。家でも色んな物に一味とかタバスコとか入れてるあたしは、その一種類の辛さだけをあまり強くしないで、ホワジャオも入れて食べたいなって思ってる。でもちょっぴりで良いよ。もっと辛くしたいと思わない辛さだわ。でもちょっとは入れたい。ミルタイプじゃないのでこれは偽物だって言われるかも知れないが、あたしはこれで良いわ。