テレビで、20秒運動して10秒インターバルってのを8回繰り返す合計4分間の体操を紹介してた。「たったの4分で効くんです」って、何に効くのかなかなか言わない。「数十分運動したのと同等なんです」って何が同等なのかなかなか言わない。何が、何に、ってテレビに何度も聞き返しながら見てたらついに言った。心臓を強くするんですって。は？強くしたいかな？って思ったら、「その分持久力が上がるんです」って言った。いや持久力はアスリートなら必要だし、確かにアスリートが取り組んでるって言ってたわ。4分の運動で数十分の運動と同等の持久力がつくのね。そしてその後、ダイエット効果もあるんですって言ったんだけど、ダイエット効果の面では4分で数十分の運動に相当するとまでは言ってない。10㎏痩せた人もいるって言うサンプルを出して関連性を臭わすに留まる。その場でやってみた。

　初めてなので「ややきつい運動」の加減がわからないので、とりあえずいつもやってる「両手を頭の後ろに組み、膝を交互に上げて肘に当てる運動」をした。普段はたったの20秒でインターバルなんて事はないので、その最初の数セットの時点では運動がゆるすぎたかなと思った。でもラスト一分は結構キツくなり、膝が肘に当たらないことも多くなってしまった。それでたったの4分な。ドキドキ加減は、1分運動1分休みを3セットやった5分の運動と似たような物。ただしあたしのやる5分は高負荷で速筋を動かす5分で、今回の4分は低負荷で遅筋を動かす4分なのが違う。いやでも後半がキツいと言うことは、そのキツい間は少なくとも速筋を使ってるわけだから、結局同じかな。これをしばらくやってみようと思ってる。

　と言うのも、最近のあたしは病気やケガでなかなか体調が万全じゃなく、万全じゃない日は全力の筋トレが出来ないので、休んだりだらだらやったりしがちだ。そして筋肉痛の治るスピードも完全に体調に左右されてて、いつもは前日の筋肉痛が気にならないのに、ときどき筋肉痛が次の日に響くなぁって時は必ず風邪ひいてる。あたしのトレーニングは全て、筋肉痛が長引かない前提での部位ローテーションなので、そう言う事があると休むしかない。もうすぐ40代に突入しそうな訳だが、これまであたしが続けてきた運動は30代向けであり、40代には40代向けの運動をしていかなきゃなぁと模索していたんだわ。伊集院光が「この年になると体調の良い日がない」とまで言ってたので、体調の良い日しか出来ない運動は続けられなくなる。だから、あんまり全力で速筋を酷使するやつじゃなく、負担が少なくて多少の体調不良があっても続けられる物をやりたい。もも上げで良いかどうかはまた考えるとして、4分という方法は検討に値する。

　今まで続けてきた30代向けな運動も、いきなりやめて筋力が弱まっちゃうのが嫌だし、軽く続けたいんだよな。例えば体調の良い日は30代コース、不安な日40代コースって使い分けるのもいいかも。