いつも通りの実力

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やっぱりパラグアイとやってみると実力差が二回りくらい開いてると実感できる。
ものすごく運が良かったから、得点能力皆無でもゼロゼロにすることが出来たけど、
まるで実力が互角だったから引き分けたかのように歪曲報道するのはおかしい。
同じ試合を10回やって一番うまく行ってようやくこの引き分けぐらいが妥当なほど弱かった。
W杯開催前は、あまりにも弱すぎて大差で負けると恥ずかしいなぁなんて思っていたけれど、
大差で負けたわけじゃないのに今は弱すぎて決勝トーナメント進出が恥ずかしくなってくる。



この試合だけ不調だったわけじゃなく、むしろ絶好調だからここまでやれたのであって、
グループリーグからものすごいラッキー連発だけでよくここまでやったと思うよ。
カメルーンが内紛で自滅してくれたおかげでかろうじて1点取れた特大ラッキーに始まり、
オランダ戦は何点負けても良かったのに1点しか負けないというラッキー、
デンマーク戦で普段は入らないフリーキックが2本入るハプニングまで起り、つい勝ち残ってしまった。
しかし元々点数が取れない決定力不足が改善されたわけではなく、
一番守備がザルな上に内部崩壊してるカメルーンにたった1点しか取れず、
デンマーク戦の2点はフリーキックだし、3点目は相手が捨て身だったわけで、
攻撃力に関して全く見るところがない、ダイジェストで十分なサッカーを繰り広げてきた。
守備がすごかったかというと、確かに普段よりはすごかったけどこれも運に助けられまくった。
パラグアイ戦では運が尽きたのではなく、運良く引き分けまで持って行けたのだ。
キーパーが好調だったからPKになれば勝てると予想した人も多かったようだが、
PKはやっぱり運じゃなくて実力勝負であり、あれほどジャブラニに気をつけろって言ってたのに、
この一番重要なところでやっちゃうのは実力の差なんだな。

運だけで上がってきたのに、それを運ではなく団結力によるものと再三うそぶくのは賛成。
夢を与える商売なので、教育上好ましい物を勝因であると祭り上げるのは正解。
強いわけでも面白いわけでもなく、退屈な運任せの忍耐サッカーはなんにも良いところがない。
しかしそこが良いのであって、いいところなしのチームだからこそいろんな偶然が重なって勝ち残った時、
その元々あるはずもない勝因は何かと聞かれたとき、団結力と答えるしかなくなる。
作戦が良かったとか誰かが活躍したとかではなく、全員が頑張って団結したって言われた方が、
庶民が頑張る日本人としては、何も出来なくても力を合わせよう的な、教育的にプラスに働く。
今回のW杯は、日本サッカー界の発展のみならず、日本人全体に団結力を鼓舞する効果があった。
偶然とは言え、岡ちゃん大勝利って感じだろう。

ただ、本当に重要なのは強くなったわけじゃないってこと。
今後を見据えても、このメンバーでどうやって点数を取れるか全く見えてこない。
点数が取れなきゃ引き分けるのが限界。
結果は出したが内容は団結力と言う運任せだけで、見ての面白みはなくなった。
面白みを優先しても勝てないし、勝ちを優先してもなお決定力不足で、行き詰まってしまったな。

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