マグネット碁盤 #2
さっそく子供が寝ている間に棋譜並べを敢行した。
そしてやはり、しばらくして起きてきたので中断となった。
子供はマグネットのコマ同士がくっついてるのを握ってバラバラにする感触を楽しんだり、
棋譜の数字を順番に探してみたりした。
グシャグシャにばらまいて怒られたりもした。
まぁ、よその子は3歳でも対局を理解する事があるらしいが、うちの子は散らかすのが精一杯って所。
で、その散らかされたあとのコマをかき集めて折りたたみ盤に収納してみたが、
やはりマグネット同士がくっつくせいと、コマが小さいからひとかきでゴッソリ集まるせいで、かなり楽。
さらに、これを白と黒に分けて収納しようと思うと大変だが、混ざったまま折りたたんじゃうから楽。
通常の碁石を碁笥から一つずつ取って盤に打つ場合、表面にある碁石しか見えないので、
もし石が混ざっていると、必要な石を奥からジャラジャラ探すことになって面倒なのだ。
その碁笥の中の石をいったん全部ザバっと出してから使えば、混ざっていても問題はない。
しかしザバっと出しちゃうには、碁石も碁盤も大きいのでスペースが必要になって難しい。
マグネットで小型の盤とコマでこの問題は解決される。
ごちゃ混ぜで収納し、ザバっと全部出してもコマ同士がくっついてるし小さいから散らかりにくい。
あとでかき集めるのも楽だし、これなら子供がいつ起きてきても大丈夫だ。
碁笥のフタがないため、アゲハマの数が分からないが、棋譜並べにしか使わないから大丈夫。
いつか人間と対局する時だけ大きいのを使えばいい。
これはいけそうだって気がしてきた。
で、どの棋譜を並べるかだが、いまどき古いのも新しいのもネットでいくらでも入手できる。
でも逆に、その中でどれを並べたら勉強になるのか、全然わからいくらいに大量に入手できちゃう。
雑誌にも解説付きでたくさん棋譜が載っているし、どれからやるか迷ってしまう。
なんでも良いんだと言わず、よりオススメなやつを誰かに決めて欲しいと思うわけだ。
そこで、初めて古碁名局集とやらを買って見た。
秀策が好きな人は秀策の全集を、道策が好きな人は道策の全集を買えばいい。
そうではなく、秀策でも道策でもいいから、全部ではなくよりオススメだけをピックアップしてくれ、
というニーズをこの本は満たしているのではないか。
これまでは、ネットでダウンロードした棋譜をA4でプリントアウトして並べていたが、
この紙も数字を覚えたばかりの子供のおもちゃになりやすく、すぐグシャグシャにされてどっかにいく。
1局を何枚かに分けて印刷するとすぐバラバラにされてしまう。
書籍で持つことにより、これまた子供がいても片付けに困らない。
マグネット碁盤と書籍を入手し、どっちも子供がいる家での棋譜並べに便利そうだ。