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2007年 10月 11日 のアーカイブ
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長男の八百長にも呆れたけれども、次男はもう一生リングに上げたくない最低野郎だった。
なんだあの一家は。

次男は今まで無名の外人とばかりやってたから、その実力はわからなかった。
しかし今回はまかりなりにも最年少でのタイトル挑戦であり、挑戦者も十分に自信を語っている。
だから、それなりに実力があり、楽しい試合を見せてくれるんじゃないかと少しは期待した。
王者は勝てればそれでいいって感じだったのに、挑戦者はKOするっているし、負けたら切腹とか言い出す。
本当に、まるで互角の実力同士で戦うかのような様子だったから、期待して当然と言えよう。

試合が始まって、3ラウンドあたりまで、期待したものとあまりにも違って、理解に苦しんだ。
こいつら、二人とも何がしたいんだ?
これはタイトルマッチだろ、スパーリングやハンディキャップマッチじゃないよな。
その疑問は終盤で内藤の実力が発揮されることで解決され、同時に内藤のうまさに興奮してしまった。

それにしても大毅については、ただの嘘つきであったという結論を出さなければ、試合内容を説明できない。
少なくともあれはKOを狙う戦いではないし、命がけの覚悟がある戦いでもない。
ボクシングを知らない素人をダマして、なるべく実力が拮抗しているかのように見せるため、
最初から戦いに行かず、なるべくリスクを冒さず、失格にされない程度の積極的反則でスタミナを奪う。
正当なパンチでは勝てないからって、ローブローや頭突きで世界タイトルを取る気だったのか。
せめてボクシングをしろよ。
兄は八百長をやったけれどもボクシングで戦って見せたが、弟はそれすらしないで帰った。
あんな卑怯者がいい気になってカラオケを披露していたのかと思うと、兄の八百長以上に腹が立つ。

兄と同様、あまりの実力差をカモフラージュするため、本当に強い相手と戦うときはとにかく耐える。
耐える際、何にもしないと素人目にも負けて見えるから、とりあえず前に出る。
前に出ても、ガードのポーズをガッチリしていれば、痛いけど倒されないで見せることは出来る。
興毅の時は一方的にやられて可愛そうって思って見てたが、大毅はあからさまで下手すぎて軽蔑した。
とにかく最終ラウンドまで生きてれば、判定なんだから実力差はそうないように、素人に見せる事が出来る。

終盤になって、最後まで持ちそうだという時点から、ようやく戦局に変化があった。
前半で大毅のガードをたたく内藤のパンチがすごく大振りで下手だなぁと思って見ていたのだが、
終盤でガードの甘くなった大毅にあの一見下手なパンチが良くあたり、トリッキーだったことに気がつく。
あれでポンサクレックを倒したんだろうなと納得できるほど、かわしづらいうまいパンチだったと知った。
日本人ボクサーらしくない、結構好きなタイプだった。

ボクシングすらしない大毅に、内藤が一度キレたけれども、
ボクシングでかなわないからキレた大毅とは全くキレた意味が正反対だ。
ビッグマウスというのは嘘つきのことを指すのではない。
最初から勝つ気がないのに負けたら切腹とか、恥ずかしいを通り越して脳の病気を疑うわ。
未成年なのにヤクザのオヤジにたぶらかされてあんなことを言ってしまったのなら、人権問題もあるかも。

ボクシングファンはもうちょっとあの一家に厳しくした方が良いんじゃないの?
それとも、あんな下品なことをしてでも、ボクシングを盛り上げてくれるイベントとして歓迎なのかな。

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ヒカルの碁が流行ったのは、囲碁の強いオバケが魅力的だったからに違いない。
オバケが出てこないただの囲碁マンガだったら、地味でマニア向けの話になっていたに違いない。
実際、オバケが成仏してからの囲碁マンガは、面白くなくて眠くなったりしていた。
だから、あたしは単行本を左為編までしか持っていない。
そもそもこの単行本を買ったのは、小児科の待合室で読んでハマったからなのだが、
嫁が先日、その小児科で続きを読んで面白かったらしく、だったら続きも買おうかと検討中。
聞いた情報では、ヒカルは左為が消えた後、秀策の棋譜を並べて勉強してるんだってさ。
毎晩左為と戦っていたやつが、今度は左為ならどう戦うかを棋譜から学んでいるんだね。
左為は神の一手を極めるまで成仏できないと言っていたのに、極めずに成仏してしまったのは、
自分よりヒカルの方が神の一手に近いと悟ったせいだと解釈している。
といっても左為は現代の誰よりも強く、ヒカルはまだプロになりたてでそれなりの実力。
左為の方がまだ強いけど、ノビシロはヒカルの方が上だという判断だったのだろう。
だったらヒカルがもう少し強くなるまで、毎日鍛えてやればもっとよかったのだろうが、
左為の判断では、もう先生がいなくても一人で強くなれるっていう事になったようだ。
最後に囲碁の歴史上の最高の対局をヒカルに見せたし、もういいってことになったんでしょ。

で、先生がいなくても強くなる方法として、ヒカルは秀策の棋譜を選んだらしいのだ。
プロの著書にはたいがい、詰碁と棋譜並べをやれば強くなると書いてあったし、
ヒカルの碁に出てきた名門囲碁部も、対局の他に詰碁と棋譜並べをやってるって書いてあった。
ヒカルは左為との対局ばかりで、詰碁とか棋譜とか全然やってないようだったがな。
あたしは近頃ようやく、詰碁をやれば先が読めるようになるから強くなりそうだと実感したが、
棋譜並べの方はまだ一度もやったことがない。
詰碁は本一冊持ち歩けばどこでも出来るけど、棋譜は盤も石もないと出来ないもんな。
家でそんなことしたら子供にグシャグシャにされるし、夜中は眠たいしでなかなか出来そうもない。
で、棋譜並べとは行かないまでも、棋譜を鑑賞して何かを得たいと思っているわけだ。
正直、まだプロの対戦を見ても解説がないと何を争っているか、どっちが勝ってるかもわからない。
せっかく幽玄の間に有料で登録し、名人戦とかを棋譜で見てもあまり面白くない。

ここはひとつ、ヒカルと同じく秀策に絞って、棋譜鑑賞しようと思ってググってみた。
そしたら、秀策の棋譜がPCで一般的なSGFファイルで配布されている所を見つけた。
棋譜だけでなく、書籍に載っているプロのコメントや参考図までまるごとSGF化されていて、
そこまでやるとさすがに、現在日本で施行されている法律のいずれかに抵触しそうに思えた。
まぁ、書籍は高いしSGFの方がありがたいので、FlashGetのサイトエクスプローラで全て入手しておいたが。
これまでは配布だけが犯罪だったが、今後はダウンロードも犯罪になるかも知れないので今のうちに。
その配布サイトをリンクすることも共犯になれかねないので紹介しない。

で、いくつか棋譜を鑑賞してみたけどやっぱり全然サッパリどうにもならん。
囲碁の問題は面白いのだが、対局したり観戦したりがこれから面白くなるのかどうか不安。
前回のNHK杯は知らない人同士の対局だったけど面白かったよ。
解説がうまかったのかもね。

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