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囲碁未来の11月号が届き、やはりまずは先月号の答え合わせをしてみた。
といっても、ハガキに書いた答えを控えてはいないので、もう一度問題をやってみたのだが。
死活も手筋も全て答えが分かったが、応募したハガキに正解を書いたかは不明。
布石の問題はやはりあいまいで、最悪の選択をした物もあるし、偶然正解したものもあった。
ひと目の布石や布石のベスポジでだいぶ訓練した後の、今解いてもこのザマだ。
囲碁未来で初段の認定を受ける場合、100点満点の2ヶ月合計中、186点取らなければいけない。
死活と手筋はジックリ考えて満点を取ったとすれば、2ヶ月で120点ということになり、
苦手な布石問題で80点中66点取れば、何とか合格ということになる。
布石の問題は正解すると10点、不正解でも8点、6点、4点のいずれかが得点となるから、
10点を一つ取れば、残りの7問が8点でも合格ラインに到達できるわけだ。
4択の問題を見て、それを確実に2択まで絞ることが出来れば、
その2択が全て外れる確立は1/256ということになり、合格の確立が非常に高くなる。
というか、2択まで確実に絞れたら、1択まで到達できる問題も当然あるだろう。
ということで、今月の布石問題を、最低でも2択に絞れるかやってみた。
よく見ると、序盤の問題2問、中盤の問題2問となっている。
序盤は布石で良いかもしれないが、中盤は一体何を勉強すれば解けるようになるんだ?
トレーニング方法を示さずにテストだけ行い、分らない所のサポートが行われないのは好ましくない。
きっと、囲碁未来の記事こそがトレーニング方法であり、続けていれば正解できるようになるのだろう。
しかし、あたしは一つのことを飽きずに長く続けていけないので、悠長なことはしてられない。
囲碁未来が上達の近道なのなら、バックナンバーをまとめて10冊くらい送って欲しいくらいだ。
それを一気に勉強して、さっさと実力アップしていかないと、ちょっと停滞しただけで飽きてやめるだろう。
うまく行かないかも知れないが、とにかく布石の本はいっぱい買ってあるから、
せめてそれらを繰り返し、なんとか2択までは選べるようになるであろうと願いたい。
布石のベスポジという本は、囲碁未来の問題と違って、選択肢が提供されていない。
盤面を全て把握し、どこに急場があるか、なければどこが大きいのかを判断しなければいけない。
選択肢があるとその場所しか比較しないので、あっと言う間に次のページへいけるのだが、
それすらない状況でまず盤全体を見て考える本だから、結構時間がかかっている。
ひと目の布石と比べて、問題の内容はあまりかぶっていないと感じた。
ただやはりこの本も、「20目の手だから」としか解説が無い問題が多く、
20目の差がつくまで先が読めない初心者には全く理解できない場合がある。
また、利かしです、模様です、消しですなどと用語を並べるが、それもいまいち理解できない。
とっても分りづらい本なのだが、分らなくても勘で当っちゃうようになるから不思議。
選択肢が無い、初挑戦の問題でも勘で当たるようになるんだから、理解は不要なのかも。
囲碁未来の布石問題は1手示す物ばかりだから、勘で1手当てれるようになればいい。
何手も先を読んで、理由を付けて打つことが出来なくても、急場が見えればそれでいい。
なぜ急場なのかさえ分らなくても、それでなんとかなる。
いや、本来わかろうとしないで勘を鍛えて答えを出すゲームなのかも知れない。