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2007年 10月 15日 のアーカイブ
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依田の基本詰碁がもうだいぶ終盤まで行って、難しくなってきている。
難しいと言っても、やっぱり人それぞれ、得意なパターンも不得意なパターンもあるわけで、
初段の問題が一瞬で解けたり、4級の問題がわからなくて答えを見たり、ムラはおおいにあるが。

詰碁の難易度に勝手に数字をつけて、いくつかの本を比較してみる。
ひと目の詰碁は簡単だと言われるから、あれをレベル1として、他の本のレベルを考える。
囲碁未来には、ひと目の詰碁よりやさしい、レベル0の問題から載っていて、
6級まで対象の問題がひと目と同じくらいのレベル1、上級問題はちょっとだけ難しいレベル2だ。
他の本で「初段」と書かれていればもっと難しいので、囲碁未来の詰碁は完全に級位者向け。
囲碁未来はレベル0からレベル2まで。
今やってる依田の基本詰碁は、囲碁未来の上級問題と同じくらいのレベル2の問題を期待して買ったが、
最初の方はひと目と同じレベル1で、後半は囲碁未来より上のレベル3まで難しくなる。
あたしゃなんとかレベル3にはギリギリついて行けそうな感じ。
石田の実戦詰碁は、レベル3とさらに上のレベル4が混在し、ついて行けない問題も多いのだが、
そのついて行けない問題とついて行ける問題が、類似のパターンとして比較掲載されていたりし、
いきなりのレベル4じゃ無理でも、レベル3を暗記するほどやればレベル4までいけそうな気がする。

当面の目標は囲碁未来を攻略することで変わりはないのだが、
今あえて囲碁未来より難しい詰碁をやるのは、最も上達の実感があるからだ。
死活がわかると言うことよりも、頭の中だけで石を並べる能力が身につくことが、やる気を出させるから。
最近は実戦をやってないばかりか、詰碁以外の本も読んでないけど、それでも時間を詰碁に割きたい。

で、これだけ毎日詰碁だけを娯楽に過ごしていると飽きても来るのだが、
それと同時に、だんだん解ける楽しみも大きくなってきて、まだまだやる気は維持できそうだ。
問題が難しくなるほど、答えがわかった時は嬉しくなる。
特に、急所に打ちたくても打てないような形にする答えが面白い。
ここに打たれたら負けるっていう場所に先に打つだけの詰碁はあまり面白くなくて、
そのとなりに置くと、相手がそこに置いた時ダメヅマリやウッテガエシになる詰碁が面白い。
前に進もうとするほど後ろに下がる秘孔を突いたみたいな気持ちよさ。
詰碁って、「おまえはもう死んでいる」からあがいても無駄っていう状態にするのが楽しいんだな。

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