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2007年 10月 9日 のアーカイブ
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最も苦手とする布石を徹底的に練習。
ひと目の布石、布石のベスポジに続き、布石の眼力も通読。
こちらは4章に分かれている。
1章50問は選択肢がついた問題、2章50問は選択肢がない問題で、ほぼ楽勝。
楽勝といっても、似たような本でタップリと訓練したから出来るんであって、レベルが低いわけではない。
3章50問はプロの実戦からの問題らしく、一気に正解率が下がる。
どの石が何手目に打たれたのかまで書かれているから、その数字に惑わされているのかも知れないし、
実在する局面が創作した局面に比べて難解で、特にプロの実戦はわかりにくいのかもしれない。
3章までは全て、左ページに問題が書いてあり、めくった右ページにその答えが書いてある構成だが、
4章はタイムトライアルと称し、問題ページが先に50問分続き、解答ページが後に50問分続く。
すなわち問題と答えを照らし合わせるのが面倒になっただけで、やってることは変わらない。

これで布石の問題集は3冊やったが、どれがいいかというとどれもよくないと感じた。
特に、理解できない問題があったとき、解説を読んでも解決出来ないのが困る。
わからないものは理解しようとせず、せめて答えだけたたき込むようにトレーニングしたい。
実際それが功を奏し、初めての問題で全く理由がなくても、経験上答えがわかるケースが増えてきた。
こうなるためには布石問題は三冊全部やるべきで、どれがいいかという結論すら要しない。
でもあえて一冊外すなら、囲碁文庫はカバーが弱いので繰り返し練習には向いてなさそうに感じた。
他の二冊はカバーが強く、ボロボロになりにくい。

で、理由がわからない問題に理由をつけるべく、問題形式ではなく解説形式の本を読み直す。
「序盤の打ちかた」という、19路を打ち始める時に読んだ本を読み返して復習。
詰碁や石の形の訓練のおかげか、相手の応手を読むとか言うことに馴染んできたので、
以前は全く意味不明のまま読んだ本なのに、今回は全てを理解できた感じがした。
ただ、やっぱり今読んでもこの本は読みにくく、わかる人には冗長で眠くなる一方、
わからない人には全くわからなそうな飛ばしっぷりで、布石本を書くのは難しいんだろうなと感じた。
でも基本的な理論を再確認でき、「成長を実感に」っていう気持ちになった。

囲碁未来誌の最後の練習問題もバリバリわかるようになり、一皮むけた気がする。
で、もう一度Aコースの問題を見てみたら、勘で絞った2択が、理論で絞ってもやっぱり同じ2択だった。
まぁ、わかる問題はだいぶ増えたけれども、わからない問題はまだまだあるって事で納得。
既に詰め込みすぎで、もう一皮むけるほどの余裕はないので、現時点での答えを応募ハガキに書いた。
結局、短時間で解いた答えに後で何の修正も加えることなく、というか、修正の必要なく終了。
布石は囲碁未来Aコースが一番難しく、これからも毎月これで訓練していかないといけない。

あと、どれだけ布石を練習しても、知らない定石を完成させる問題だけは対処出来ないので、
次は定石の丸暗記訓練もしないといけない。
丸暗記はダメと言われても、せめて暗記してなきゃ読めない本、解けない問題が多すぎるからな。
「やさしい定石」は表紙に詳解45型と書かれているが、詳解でないものも含めて無数に掲載されている。
もちろん、通読だけじゃなく徹底的に理解して覚えちゃえば最高だが、
まずはざっと、見たことある定石がいくつあるかなぁってぐらいの気持ちで次々に飛ばし読み中。
これが級位者のための本だと言うんだから、有段者はどれほど定石を身につけている事やら。

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