秀丸について#2
鬼車#3で書いた件について。
.{5}の検索による、上方向と下方向の動作比較は真魚と全く同じ。
書いてあるとおり、あたしの見解では正解は二つあり、真魚タイプかサクラタイプかで、
そのどちらとも違う動作は意味不明であると位置づけているわけだが、秀丸は意味わかる動作だ。
あたしはTEditorに影響されていて、TEditorは秀丸に影響されてるので、当然と言えば当然か。
そして、あたしにとってはベターだが、メモ帳的な正解ではない。
メモ帳的と書いたのは、VS2003による正規表現ではさらに違った正解を見せるからだ。
メモ帳は、下方向がサクラ的で、上方向が真魚的に動作する。
VS2003では、下方向が真魚的で、上方向がサクラ的に動作する。
つまり、MS製のソフトには検索のスタンダードが統一されていないのだ。
しかも、どっちの動作も不可解であり、真魚タイプとサクラタイプが混在するダメな仕様だ。
MSが正解を出していない部分については、あたしの使いやすいように作って良いはずだ。
さて秀丸の話に戻るが、.{5}の動作は確かに真魚タイプなのだが、
検索文字列の強調があきらかにおかしい。
検索が真魚タイプなら、強調表示も全体がヒットして強調されるはずなんだが。
各行とも、最後の数文字が強調されていない。
.{10}にするとまた違った強調結果になる。実に不思議な動作だ。
不思議じゃなくて、これ普通にバグだな。
(.|¥n){10}だともっと悲惨で、強調だけじゃなく、検索の動作も突如真魚タイプでなくなる。
真魚タイプでなくなって何タイプになるのかというとそれもよくわからない不思議な動作になる。
いや、不思議じゃなくて普通にバグだってば。
なるほど、ためになった。
今日から使ってみた秀丸で、正規表現でもアンドゥでも、バグっぽい説明できない動作があった。
これほど伝統ある、ユーザー数が多くてフィードバックも容易なソフトでこの状態だ。
きっと、ユーザーがほとんどいない真魚なんか、初めてダウンロードした人は、
当日にたくさんのバグを見つけて、「別に真魚じゃなくても良い」とゴミ箱ゆきにし、
結局バグがあることが作者には伝わらずに、バグは修正されず残るのだろう。
EmEditorも、置換時は正規表現使えないことが、仕様だと思ったらバグだと発表された。
あれも、使って気がついたわけで、ユーザーは意外にバグを見つけていて、
それを作者に伝えなくても修正されると思っているか、修正される必要がないと思っているな。
真魚も、本当は一定数のモルモットがいて、バグを見つけて報告して貰わないと、
なかなか自分一人では、自分なりのいつも通りの使い方しかしなくて、見つからないのだが。
特に最近めっきり真魚のバグを見つけてない気がするな。