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これの予想を外した。
イングランドとアルゼンチンは勝ったが、メキシコが引き分けたのは予想外。
予想外といっても、トリニダード・トバゴと同様に、がんばって引き分けが関の山か。
ドイツが抜けてイングランドが抜けて、アルゼンチンもオランダも抜けて、
前評判の高かった国が順当に勝ち進み、うまいこと行ってるW杯だな。
さて、6-0のスコアになってしまったアルゼンチン対セルビアだが、
あたしゃセルビア弱すぎって書いちゃったけど、別に大敗を予想したわけではなかった。
その弱すぎっていう表現は、死のグループと呼ばれるには弱すぎっていうことね。
日本みたいに、W杯に出るには弱すぎという意味ではない。
つまり、弱すぎといっても、スコアで大差がつくほど弱いとは思っていない。
ところが今回、セルビアは既に1敗して、崖っぷちで勝たなきゃいけない試合だったため、
1点先取されたら焦るし、2点取られたら捨て身だし、3点取られたらヤケクソだし、
最後は1点でも取り返そうという気力もなく、走るのもやめて降参。
日本では負けが決まっても最後まで全力でやるのが美徳とされるけれども、
あんなに点差を付けられ、退場者も出しちゃうと、日本もあきらめちゃうのかな。
というのも日本はセルビアと同じく1敗してる崖っぷちでの2戦目だ。
先制されたら焦って乱れ、2点取られて捨て身になり、3点でヤケクソになるかも知れん。
最後はクロアチアの攻撃お披露目会に、やられ役参加という事になるかも知れん。
もちろんその条件はクロアチアも1敗してて同じだがな。
こういう崖っぷちじゃない状態での対クロアチア戦なら、1点差とか微妙な事になりそうだが、
崖っぷちの2戦目ってのは、天秤が傾くスピードが大きくなりすぎることがあるという事ね。
もし日本が先制したら、クロアチアが投げて大量得点のチャンスになるし、
逆に先制されたら、大量得点をもらう可能性は十分あるんだよね。
でだ、W杯始まる前は、もし日本が勝ったら?という想像しかしてなかったことに気がつく。
去年もただ予選を突破して欲しくて、予選さえ突破すればW杯でも活躍すると決めつけていた。
先週あたりまで、グループリーグさえ勝ち抜けば、優勝までするかもと思っていた。
勝てば歴史に残り、日本サッカーの将来のためにプラスだみたいなことは言ってたけど、
負ければ負けたことでどれほどマイナスになるか全然想像もしてなかったよな。
単にこの大会だけ期待はずれなだけじゃなく、次の大会のためのアジア出場枠減少、
主力選手が引退、若手有力選手不在、次はもっともっと日本には厳しくなるから、
今大会の実績を自信に変えて乗りきる予定だったはずだが、
今が最強だから勝って当たり前って言ってるのに、酷い負け方でしかも全然通用しなかった。
きっと次に出場できるのは早くて8年後、リーグ突破は20年後とかになっちゃう。
勝てばプラスになると言うよりは、負けたら何年も巻き戻る崖っぷちの大会だったんだな。
もう一つ、予選の時もジーコジャパンに期待したのは、強くなることではなく運で勝つこと。
ギリギリ運で勝ってきたチームだから、本番でも運で勝つこと以外は期待できない。
あたしゃ弱いのに運で勝っても全然面白くないし、ヒデは日本は強いって言ってるけど、
サッカーは強くなくても運が強くて勝つっていうのもいいよな。
サッカーの強さは安定して発揮できるが、運の強さは安定していない。
ジーコジャパンが本番の崖っぷちで必ず運の強さを発揮できるなら、それは実力だよ。
優勝したら胸を張って、これからのサッカーは運だと断言して誇れる。